アピリッツ<4174>は、オンラインゲーム運営の合同会社ムーンラビットの全持分を取得し、完全子会社化することを明らかにした。取得価額は未確定で、10月1日に譲渡を実行する。
ムーンラビットは、オンラインゲームの運用・企画を主な事業としており、主に台湾上場企業の X-Legend Entertainmentのゲームを日本国内で提供している。しかしながら今後の成長性を鑑みた際に単独での成長ではなく、同社の国内ゲーム事業のノウハウと資本力を活かし成長をすることが望ましいと判断し、今回の子会社化を選択したという。
同社としても設立間もない会社ではあるが、ムーンラビット代表の陳 建文氏は、X-Legend Entertainmentの日本法人「X-LEGEND ENTERTAINMENT JAPAN」における取締役 COO として事業運営に従事し、海外オンラインゲームの運営ノウハウを十分に有していること、それによる同社が望む海外展開方針にふさわしいと判断した、としている。
オンラインゲームについては、世界規模でマーケットが存在しているが、ムーンラビットは今後、同社が海外市場進出を実現するために必要な国を跨いだ流通に対するノウハウを有していることから、同社タイトルの海外での販売や、海外ゲームのライセンス等の国内販売等、これらノウハウ活用し、オンラインゲーム事業の成長を目指すとのこと。
■ムーンラビット
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174