日本一ソフトウェア<3851>が2月4日に発表した第3四半期累計(4-12月期)の連結業績は、売上高11億0600万円(前年同期比14.9%減)、経常利益3500万円(前年同期1億3000万円の赤字)、四半期純損益800万円の赤字(同2億3100万円の赤字)だった。
同社では、主力のコンシューマ事業では、国内外で15タイトルを発売した、としている。国内市場では、『セカンドノベル~彼女の夏、15分の記憶~』、『BLUE ROSES~妖精と青い瞳の戦士たち~』、『ファントム・ブレイブPORTABLE』、『クリミナルガールズ』等の6タイトルを発売。開発タイトル数の絞り込みと品質の向上に努めた結果、大半のタイトルが当初計画を上回る販売本数を達成した、としている。
また、モバイル事業では、アドベンチャーゲーム専用サイト「日本一アドベンチャー」を既存の総合ゲームサイト「日本一GAMES」へ統合し、顧客の一本化と経営資源の集中化を図る一方、iPhone・iPad向けに電子書籍『現代異聞 流行り神』を配信したほか、『魔界戦記ディスガイア』を題材としたスマートフォンアプリの開発体制の強化にも注力した、としている。
3月通期予想を上方修正
3月通期は、売上高19億1700万円(前期比9.7%増)、経常利益1億2400万円(前期2億3200万円の赤字)、当期純利益6100万円(同3億3200万円の赤字)を見込む。業績予想は変更されており、売上高は従来比1億6900万円の減額、経常利益は9000万円の増額、当期純利益は6100万円の増額となった。
同社では、『魔界戦記ディスガイア4』『クラシックダンジョンX2』の初回受注見込み状況を勘案し、売上高予想を修正した、としている。ただし、追加受注については業績予想には含まない。また利益面では、開発タイトルの絞り込みや開発体制の効率化などによる原価率の減少、広告宣伝費や経費などのコスト削減などが主な要因。