エディア、第2四半期(3~8月)決算は売上高2.9%減も営業益338.9%増に 高利益率のグッズ販売・ライセンスアウト案件が増加

  • エディア<3935>は、10月15日、2022年2月期の第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表、ゲームサービスの売上減などで減収となったものの、高利益率のグッズ販売・ライセンスアウト案件の増加で大幅な増益、最終黒字転換を達成した。

    売上高12億500万円(前年同期比2.9%減)
    営業利益5700万円(同338.9%増)
    経常利益5400万円(同775.4%増)
    最終利益4000万円(前年同期700万円の赤字)

    各サービス区分ごとの状況は以下のとおり。

    ①IP事業
    ゲームサービスにおいて、様々なイベントを通じて長期運営タイトルの安定推移を目指したものの、前年同期比では売上が減少した。一方で、オリジナルドラマCD「DIG-ROCK(ディグロック)」シリーズが引き続き人気を博し、CD販売に加えグッズ販売も好調を維持した。

    また、保有するレトロゲームタイトル『ヴァリス』を活用したクラウドファンディングを開始し、多くのファンの皆様から支援を受け、NintendoSwitch用ソフトとして発売することが決定した。『ヴァリス』以外のレトロゲームタイトルも欧米市場に向けてライセンスアウトするなど、海外からも注目を集めることに成功した。

    さらに、グッズにおいては、オンラインくじサービスの「くじコレ」、女性顧客向けオンラインくじサービス「まるくじ」も人気IPとのコレボレーションを行うなど積極的に展開し、グループの収益に貢献した。

    ②出版事業
    新作コミックの発売遅延があったものの、7月よりアニメ放送開始の「チート薬師のスローライフ」の人気ライトノベルシリーズの続編の刊行や、人気シリーズ「転生貴族の異世界冒険録」のコミカライズの続編の刊行、電子書籍販売においても作品数が増加し、売上を伸ばした。

    ③BtoB事業
    他社のゲームサービスのローカライズおよび運営受託、音楽制作受託、法人向け各種コンテンツ制作受託など堅調に推移した。

    ■通期業績予想は非開示
    なお、2022年2月期通期の業績見通しは非開示。現段階において新型コロナウイルス感染症によるグループへ及ぼす影響を合理的に算定することが困難であることや、グループを取り巻く環境の変化が激しいことで合理的な業績予想の算定ができないため、としている。

株式会社エディア
http://www.edia.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エディア
設立
1999年4月
代表者
代表取締役社長 賀島 義成
決算期
2月
直近業績
売上高32億7700万円、営業利益1億6100万円、経常利益1億5800万円、最終利益1億5000万円(2024年2月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3935
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