サイバーエージェントのAI Lab、「完全自動対話研究センター」を新設…音声対話AIの研究を強化し、人間らしい自然で高度な音声対話応答の実現へ
サイバーエージェント<4751>は、AI技術の研究開発組織「AI Lab」において、AIによる人間らしく自然で高度な音声対話の実現を目的に、音声対話AIの研究専門組織「完全自動対話研究センター」を2021年10月に新設した。
<以下、プレスリリース>
■背景
昨今、業務効率化や顧客サービス向上の目的から、多くの市場でテキストによるAIチャットボットの導入が進むと同時に、スマートスピーカーの普及からAIとの音声コミュニケーションが一般的となり、コールセンターでの問合せなど音声でコミュニケーションをするサービスや業務もAIによる自動化ニーズが高まっています。
当社はこれまでも、株式会社AI ShiftによるAI自動音声対話システム「AI Messenger Voicebot」をはじめ、コロナ禍においては全国の自治体向けに「コロナワクチンAI電話エージェント」を開発し、ワクチン接種に関する問い合わせや予約を行うAI電話自動応答サービスを提供するなど、音声対話AIを活用したサービスの提供および研究に取り組んでまいりました。
音声対話AIは、ユーザーにとっての利便性や、企業・自治体の働き方改革の観点からも、その重要性は今後より一層高まるものと考えています。
人間らしい、自然で高度な音声対話AIの実現へ
このような背景のもと、新たにAI Labの音声対話AIの研究組織として「完全自動対話研究センター」を新設し、「人間らしく自然で高度な音声対話」が可能となるAI技術の研究強化に努めてまいります。また、音声対話AI領域の研究者30名の新規採用と、産学連携の強化を進め、5年後に「完全自動会話の成立」を目指します。
音声対話AIの研究は、ロボットやCGアバターなどによる接客やコールセンターの問合せ対応、予約や商品販売の受付など、当社が提供する様々な事業に技術を展開し、まるで人間と会話するような自然なユーザー体験ができる高品質な音声コミュニケーションサービスの提供に取り組んでまいります。
<強化する研究分野>
音声合成/音声認識/自然言語処理/声質変換/常識推論/感情認識/話者認識 …等
AI Labは今後も、AI技術研究による学術的発展と産業的貢献を目指すとともに、AI技術をプロダクトに導入し企業のマーケティング活動に貢献すべく、果敢に研究開発に努めてまいります。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751