LINEのブロックチェーンブースは大盛況 無料NFT配布で行列も【ブロックチェーンEXPO】

10月27日〜10月29日の期間、幕張メッセにて第12回JAPAN IT Week、NexTech Week 2021を開催中だ

その中でも本稿では「ブロックチェーン EXPO 秋」に出展したLINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVCのブースについてお届けする。




■行列ができるLVCブース



今回のブロックチェーンEXPOの中でひときわ目立ち、来場者で行列ができていたのが、LVCのブロックチェーンブース。その行列の正体は、来場者向けにNFTを無料配布によるものだ

ブロックチェーンのウォレットでNFTの受け取りというと、metamaskなど非常に複雑でとっつきにくい面があり、その独特のお作法に手惑い挫折する人も多い。ただしLVCでは、LINEのプラットフォームを利用した受け取りが可能になっている。これは複雑な操作を必要とせず、普段LINEの操作を行っている人であればすぐに利用できる仕組みになっている。

実際に筆者も現地でNFTを受け取っているが、QRコードを読むだけで非常にすんなりとNFTの獲得ができた。この簡易さは複雑なブロックチェーンの利用の中で非常に対して強力な武器になるだろう。おそらく来場者へのアピールもうまく行っているはずだ。

今回対応してくれた広報によると、今年9月に香取慎吾さんのNFTアートの販売を行っているが、そのベースを担ったのはLINEのブロックチェーンだという。香取慎吾さんのNFTの購入者にはファンと思しき50代のユーザーも目立ったそうだ。つまり幅広い年齢層へのアプローチができる土壌があると見ていいだろう。またそのプラットフォームを利用して、企業アカウントが特典やプレゼントとしてNFTの配布をするといった用途もあるようだ。

さらに同社のブロックチェーンを利用したプロダクトはすでに目に見えるところでも利用されている。例えば、つい先日販売を再開始した資産性ミリオンアーサーや、販売を開始したモルカーのNFTなどだ。資産性ミリオンアーサーは販売再開後にキャラクターシールはすぐに完売。モルカーについても販売直後にサーバーが陥落するなど、注目の高さが伺える状況だった。

またDeNAのブロックチェーンでの取り組みである新感覚カードゲーム『PICKFIVE』においてLINEのブロックチェーンの利用はすでにある。

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なお、同社の今後の予定としては、LINE BITMAX Wallet βの本格展開を控えており、正式版をより機能を充実させた形で年内に提供を開始する予定とのこと。



※ブロックチェーンEXPOを含む第12回JAPAN IT Week、NexTech Week 2021は業界関係者の商談展で、一般の人(18歳未満や学生など)は入場できないので注意しよう。






LINE株式会社
http://linecorp.com/

会社情報

会社名
LINE株式会社
設立
2019年12月
代表者
代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
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