Com2uS、NFT企業「アニモカブランズ」と「キャンディ・デジタル」に戦略的投資





Com2uSは、10月29日、世界的なNFT企業「アニモカブランズ(Animoca Brands)」と「キャンディ・デジタル(Candy Digital)」に戦略的投資を行ったと発表した。

Com2uSは、 グローバル総合コンテンツ企業を目指し、未来デジタル産業の主軸であるブロックチェーン分野における研究開発と投資の拡大を計画しているという。

アニモカブランズは、 NFT技術を基に、 ブロックチェーン市場のトレンドを主導している世界的企業であり、 自社開発タイトルを含む「F1」、 「マーベル」、 「パワーレンジャー」「WWE」など、 有名ライセンスを取得したブロックチェーンゲームや、 325個のライセンスブランド基盤のNFTプラットフォームをサービスしている。

そして、 全世界で初めてブロックチェーンゲームのブームを引き起こした「クリプト・キティーズ(Crypto Kitties)」を中華圏でパブリッシングし、 メタバースゲームである「ザ・サンドボックス(The Sandbox)」を開発したザ・サンドボックスを子会社として保有している。

そのほか、 スカイメイビス(Sky Mavis)、 ダッパー・ラボ(Dapper Labs)やオープンシー(OpenSea)など、 ブロックチェーン業界での投資活動も活発に行っている。

Com2uSはブロックチェーン産業を主導しているアニモカブランズ社に対する今回の投資を通じて、 デジタル産業の主軸となりつつあるブロックチェーン分野への事業進出の足場を設けることになったとのこと。

キャンディ・デジタルはブロックチェーン技術を用いたデジタルスポーツカードなどを制作・流通するNFT企業で、 MLB、 NFL、 NHL、 MLSなど世界的スポーツリーグと提携するスポーツ用品企業ファナティックスと、 世界的な仮想通貨投資会社であるギャラクシーデジタル社が合同設立した企業。

Com2uSはキャンディ・デジタル社のシリーズAの資金調達ラウンドにて1,000万ドル(約11億円)規模で参画した。ゲーム関連企業としてデジタルコレクション分野をはじめ、 今後ブロックチェーンとゲームでの業務協議を推進する。

世界最大のプロ野球リーグであるMLBのNFT事業に関する独占ライセンスを保持しているキャンディ・デジタルは、 選手、 リーグ、 チーム、 競技場はもちろん、 競技のハイライトシーンや歴史的瞬間を納めた映像やオーディオクリップなど、 スポーツファンが熱狂する様々なコンテンツをトークン形態のデジタル資産として制作し、 ラインナップを拡張している。

更に、 ブロックチェーン技術を元にデジタル収集品を簡単に取引出来る独自のNFTプラットフォームも準備中。

ブロックチェーンは、 ゲームコンテンツとしてはもちろんのこと、 流通、 金融、 文化、 芸術などの社会全体で活用可能なデジタル経済社会の核心的要素となりつつある。特にゲームや金融、 資産運用分野にて導入され、 高度な成長が予見されている。

Com2uSはこのように様々な産業に適用可能なブロックチェーンの成長性とその価値に注目し、 同産業に対する投資と新規事業の推進に積極的に動くとしている。

メタバース事業にブロックチェーン技術を加え、 自然な経済活動が可能なデジタル経済「メタノミックス」を構築することで、 仮想と現実を行き来する相乗効果に期待している。また、 ゲーム産業のトレンドに変化をもたらしているブロックチェーンゲームと、 新たなデジタル資産として注目を浴びているNFT分野の新規事業なども計画している。



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