【決算プレビュー】セガサミーHD、9月中間決算を11月8日に発表 第1四半期は営業益38億円と前年同期38億円の赤字からV字回復
セガサミーホールディングス<6460>は、2022年3月期の9月中間決算を11月8日に発表する。同社は、2022年3月通期の見通しのみ開示しており、9月中間期の計画については開示していない。
直近の決算から振り返っていくと、売上高594億4700万円(前年同期比22.8%増)、営業利益38億4400万円(前年同期は38億5100万円の損失)、経常利益34億8400万円(同40億9900万円の損失)、最終利益29億4000万円(同33億0100万円の損失)と増収・黒字転換を達成した。
・売上高:594億4700万円(同22.8%増)
・営業利益:38億4400万円(同38億5100万円の損失)
・経常利益:34億8400万円(同40億9900万円の損失)
・最終利益:29億4000万円(同33億0100万円の損失)
ゲーム事業などを展開するエンタテインメント事業が増収増益となったほか、パチンコ・パチスロを展開する遊技機事業や、リゾート事業の赤字幅が縮小した。
エンタテインメント事業において、ゲームは大幅減益だったものの、アミューズメント機器の収益改善、前年同期に20億円の赤字を計上したアミューズメント施設からの撤退などが増益要因となった。
また、もう一つの柱である遊技機事業については、「パチスロガメラ」や「P北斗の拳8 救世主」の販売好調ととみに、構造改革などが効果を上げており、収益性が改善したという。
続く2022年3月通期の業績は、売上高3120億円(前期比12.3%増)、営業利益200億円(同205.2%増)、経常利益200億円(同1066.1%増)、最終利益140億円(同998.9%増)を見込む。
・売上高:3120億円(同12.3%増)
・営業利益:200億円(同205.2%増)
・経常利益:200億円(同1066.1%増)
・最終利益:140億円(同998.9%増)
計画に対する進捗率は、売上高19.1%、営業利益19.2%、経常利益17.4%、最終利益21.0%となっている。進捗率は低めだが、第1四半期で少なかったゲームや遊技機で新作をリリースすることで伸ばしていくという。
・売上高:19.1%
・営業利益:19.2%
・経常利益:17.4%
・最終利益:21.0%
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460