『原神』中心に『モンスト』『プロスピ』『プロセカ』『ツイステ』が激しい首位争い　バンナムの新作『まおりゅう 』がTOP5に　App Store振り返り

10月30日～11月5日のApp Storeセールスランキング(ゲームカテゴリー)上位の動きを振り返っていこう。ここ最近、大きなイベントなどを実施した特定タイトルが首位をキープし続けるというものではなく、複数のタイトルが首位を獲得する状況が続いていたが、この週もその流れを引き継いだ。TOP10外から急上昇して首位を獲得したかと思えば、3日後にはTOP10から消えるなど、変動の激しい状況となっている。

首位争いの中心となったのは、miHoYoの『原神（げんしん）』だった。11月2日から11月4日まで最多の3日間にわたって首位を維持した。『プロ野球スピリッツA』『プロジェクトセカイ』『モンスターストライク』『ディズニー ツイステッドワンダーランド』がそれぞれ1日ずつ首位となった。

各タイトルの取り組みは以下のとおり。

・『原神』：★5 キャラクター「雪晴梅香・胡桃（炎）」や新★4 キャラクター「渡来介者・トーマ（炎）」がピックアップ対象となるイベント祈願「彼岸満開」を開催。
・『プロジェクトセカイ』：イベント「ボクのあしあと キミのゆくさき」と3人の新メンバーが出現する「さすらう隠者の道程ガチャ」を開催。
・『モンスターストライク』：ガチャ「超・獣神祭」を開催。
・『プロ野球スピリッツA』：「アニバーサリー選抜総選挙」で選出された各球団の人気選手がサイン入りで登場する「2021 アニバーサリープレイヤー第2弾」を開催。
・『ディズニー ツイステッドワンダーランド』：「ジェイド＆フロイド バースデーキャンペーン」を開催。

なお、新作で目立ったところとしては、バンダイナムコエンターテインメント『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』がTOP5に入ったことだろう。こちらはグリー<3632>系のWFSが開発を担当している。

 

11月1日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、月末月初の施策効果で大きくランキングが変動する中で、セガとColorful Paletteの『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク』が首位に立った。

『プロジェクトセカイ』は、10月31日15時より、イベント「ボクのあしあと キミのゆくさき」を開催するとともに、「ヘアスタイル」が変更可能な2人の期間限定メンバーを含む3人の新メンバーが出現する「さすらう隠者の道程ガチャ」を開催していることが首位獲得の原動力となったようだ。

出所：AppAnnie

また、Cygamesの『プリンセスコネクト！Re:Dive』が金曜日の82位から10位とトップ10圏内に浮上してきた。『プリコネR』は、10月31日12時より、新限定キャラ「ホマレ」が登場する「プリンセスフェスガチャ」を開始していることなどが今回の順位上昇につながったもよう。

出所：AppAnnie

ほか、ブシロード<7803>とCraft Eggの『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！』や、コロプラ<3668>の『白猫プロジェクト』などがトップ30に復帰した。

11月2日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位に立った。

『モンスト』は、10月30日12時より、ガチャ「超・獣神祭」を開催しているが、今回は8周年を記念して、★5以上キャラクターの出現確率が「24％」にアップした「初回シングルガチャ」と「初回10連ガチャ」を3つの期間で引くことができる仕様となっており、開始から継続的に売上を伸ばす形となったようだ。

出所：AppAnnie

また、バンダイナムコエンターテインメントの新作『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』（まおりゅう）が6位と再び順位を上げてきた。『まおりゅう』は、11月1日17時より、初のゲーム内イベント「魔物の国の悪魔秘書」を開催するとともに、新キャラ「ディアブロ」と「シオン」が登場したイベントガチャを実施していることが売上に寄与しているもよう。ここからさらに最高順位を更新するのかどうか注目されるところ。

出所：AppAnnie

ほか、PUBGの『PUBG MOBILE』や、6wavesの『獅子の如く～戦国覇王戦記～』などがトップ30に復帰した。

11月4日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、miHoYoの『原神（げんしん）』が首位に立った。

『原神』は、11月2日19時より、期間限定イベント祈願「彼岸満開」を開始しており、★5 キャラクター「雪晴梅香・胡桃（炎）」や新★4 キャラクター「渡来介者・トーマ（炎）」がピックアップ対象となっていることが首位獲得につながったようだ。

出所：AppAnnie

また、Yostarの『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』が2日の188位から16位まで急浮上してきた。『ブルーアーカイブ』は、11月3日のメンテナンス後より、「初音ミク」とのコラボを開始しており、コラボ限定の★3「初音ミク」 が登場したピックアップ募集「舞い降りた電子色の歌姫」開催していることが大きく順位を押し上げたもよう。

出所：AppAnnie

ほか、37GAMESの『パズル&サバイバル』や、サムザップの『戦国炎舞 -KIZNA-』などがトップ30に復帰した。

11月5日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、miHoYoの『原神（げんしん）』が首位をキープした。

トップ10圏内では、バンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』が前日の54位から7位に飛び込んできた。『デレステ』は、11月4日15時より、プラチナオーディションガシャ「ほっと一息 錦織りなす湯の華ガシャ」を開始しており、4人の期間限定アイドルが登場していることが売上に寄与しているようだ。

出所：AppAnnie

また、グラムスの新作『ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫』が20位と再びトップ30圏内に入ってきた。『ラグナドール』は、11月4日より、新キャラ「鬼童丸」が登場したピックアップガチャを開始していることが今回の順位上昇につながったもよう。

出所：AppAnnie

ほか、NetEase Gamesの『ライフアフター』や、Smilegateの『Epic Seven（エピックセブン）』などがトップ30に復帰した。