【ゲーム株概況(11/10)】3Q決算での利益改善でネクソンが大幅反発 国内証券が目標株価引き上げのエイベックスは高値更新 DeNAは大幅続落
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11月10日の東京株式市場では、日経平均は4日続落し、前日比178.68円安の2万9106.78円で取引を終えた。前日の米国市場安に加え、インフレ懸念で中国市場も軟調なスタートとなったことで、国内市場も後場にかけて売り物が広がった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ネクソン<3659>が大幅反発した。ネクソンは、前日9日に発表した第3四半期決算において、暗号資産の市場価格の変動による再評価で損失の戻入17億円を計上するなど、利益の改善が見受けられたことが市場の評価材料となっているようだ。
また、KLab<3656>が大幅反発し、ケイブ<3760>やカヤック<3904>なども買われた。KLabは今期3度目となる通期予想の減額修正を発表したものの、第3四半期期間(7~9月)では影響黒字に回復していることもあり、悪材料出尽くしとみた買いが入っているようだ。
ほか、東海東京証券がレーティング「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を1770円から2460円に引き上げたエイベックス<7860>が年初来高値を更新した。
半面、既存タイトルの減衰でゲーム事業が減収減益となったDeNA<2432>が大幅続落した。
タカラトミー<7867>は、第2四半期の好決算を発表したものの、10月28日に業績予想の上方修正を既に発表していたこともあり、既に織り込み済みとの見方から利益確定の売り物に押された。
ほか、4ケタ大台乗せの達成感からグリー<3632>が続落した。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860