特許庁、図形商標のイメージ検索・類似予測精度を競う、初のAIコンペを11月26日より開催

特許庁は、「AI×商標:イメージサーチコンペティション」を11月26日より開催し、優れたモデルを採用すると発表した。22年1月末までの期間、今回、開発者が類似する図形商標のデータを基に機械学習を行うことで大量に存在する図形商標から類似画像を予測するモデルの開発を行い、その精度を競うという。応募モデルに対しては審査選考を行い、入賞者を表彰する。

特許庁では、より効率的かつ品質の高い審査を実現するため、商標審査の一部にAI技術を導入する取組を進めており、その一環として、先行図形商標の検索のために、AI技術を用いたイメージサーチツールを開発し、実際の審査で試験的に導入している。イメージサーチツールは、精度について一定の評価を得ているものの、改良の余地があるという。

今回、これら課題の解決手段として、近年注目されている機械学習コンペティションを開催し、優れた予測モデルを特許庁のイメージサーチツールに採用することで、イメージサーチツールの精度向上を目指す、としている。

■開催概要
「AI×商標:イメージサーチコンペティション」では、類似する図形商標のデータを基に機械学習を行うことで、大量に存在する図形商標から類似画像を予測するモデルの開発を行い、その精度を競う。応募モデルに対しては審査選考を行い、入賞者を表彰する。コンペティション開始日には、YouTubeで開会式のライブ配信を予定している。

 1.スケジュール
・コンペティション開会式:2021年11月26日(金曜日)19時00分から20時00分
・コンペティション開始:2021年11月26日(金曜日)
・コンペティション終了:2022年1月31日(月曜日)
・入賞者決定:2022年2月中予定

2.参加資格
特になし(個人、団体いずれの参加も可能)

3.参加方法
実施事業者(Nishika)へのアカウント登録(無料)を行い、同社の運営するコンペティション案内ページから参加する。
https://www.nishika.com/competitions/22/summary

4.主催
特許庁

5.実施事業者
Nishika