MMD研究所は、スマートフォンのキャリア別の通信速度の比較を行い、最もスピードが速いキャリアはauであったと発表した。
これは、同研究所が8月22日~29日にかけて、全国18カ所の主要都市で実施した「スマートフォン3G回線に関する地域別実測比較調査」をまとめたもの。首都圏主要スポット、地方の主要都市含めてほぼauの3G回線が最もスピードが速いという結果になったという。
なお、使用した端末は、au(AQUOS PHONE IS11SH)、docomo (GALAXY S SC-02B)、SoftBank(iPhone4)となっている。
このほか、参考調査として、WiMAX回線に接続可能なhtc EVO WiMAX ISW11HT(au)を3G回線と実測比較調査を実施したところ、平均してダウンロードで5000~6000kbps、アップロードで1500~2000kbpsの速度が計測され、3G回線よりも速かったとのこと。
特に関西地区の調査では下りの速度が、14,112kbps/梅田駅、16,182kbps/なんば周辺と同地区の3G回線のスピードと比べると約5倍程度の速度も計測された。
MMD研究所では、今後、「WiMAX搭載のスマートフォンやテザリング機能を持つスマートフォン端末がより高性能化することを考えると、さらにスマートフォンのスピードが高速化していくものと予測される。」としている。