NVIDIA、「NVIDIA Omniverse Partner Council Japan」を結成 3D空間を共有し作業するOmniverseの国内普及を目指す

NVIDIAは、12月7日、日本国内において「NVIDIA Omniverse Partner Council Japan」の結成を発表した。

Omniverse Partner CouncilはNVIDIA Omniverse Enterpriseの導入支援を行うための団体であり、NVIDIA Omniverse関連ソリューションおよびサポートを提供するパートナー企業で構成されている。

現在の参画企業は24社*で情報の共有によるナレッジの蓄積と向上、エコシステムの構築、さらにプロモーションや啓蒙活動によってOmniverse Enterpriseの市場開拓と普及を目指すとしている。

NVIDIA Omniverse Enterpriseは、複数のソフトウェア スイートで作業するグローバルな3Dデザイン チームが、共有された仮想空間で、あらゆる端末からリアルタイムに共同で編集できるコラボレーション環境のことを指している。

汎用的な3Dシーン フォーマットであるUniversal Scene Description (USD) に対応しているため、異なった3Dデザインアプリ間でのデータ互換性を保てる。

Omniverse(オムニバース)と言うと、最近話題のMetaverse(メタバース)との関係が気になるところだが、同社はそれぞれをどのように定義しているのだろうか。これについては、メタバースはインタラクティブで没入するタイプのもの、かつ、3D コラボレーションが可能であるという前提の考え方をしているそうだ。

一方でOmniverse はメタバースの中で実際に作業できることがベースになっており、産業向けのもの。「メタバースを将来的に見据え、実際の作業を実現するためのソリューションがOmniverse であり、メタバースの中に Omniverse が含まれる」とのことだ。


▲NVIDIAのOmniverseは、3D空間をリモートで共有し、チームが同一のプロジェクトで共同作業ができる。

共同作業という意味では『マインクラフト』のマルチプレイなども広義の意味では共同作業だ。だが、その差の違いは精度にあるという。Omniverseでは、各業界で利用されているにソフトウェアに対応しており、今後もその数を増やしていくという。








今回のOmniverse Partner Councilを結成により、 これからの1年、Omniverse Partner Councilでは、NVIDIA Omniverse Enterpriseの対象業種と利用用途として、主にメディア&エンターテインメント業界でのCG制作、ゲーム開発におけるマルチユーザー/リモートワークでのレビュー、建築および製品デザインでの3Dビジュアライゼーションとレビューに注力いたします。また、国内展開を加速するため以下のエコシステムの構築に取り組むとしている。

■国内展開に向けたエコシステムの構築
導入検討に向けた資料、技術支援/サポート体制の整備

デモ、PoCが可能なファシリティ、オペレーターとエンジニアの確保  

導入展開に向けた提案およびインテグレーション体制

Omniverse接続/組み込みに対応できる開発エンジニア

啓蒙/推進、情報共有が可能な業界ワイドでのコラボレーション

*24社
・アスク

・アプリクラフト

・オートデスク株式会社

・BOXX Technologies Inc

・伊藤忠テクノソリューションズ

・デル・テクノロジーズ

・エルザジャパン

・ジーデップ・アドバンス

・グラフィソフトジャパン

・ギフト

・日本ヒューレット・パッカード合同会社

・日本HP

・iPX

・電通国際情報サービス

・兼松エレクトロニクス

・レノボジャパン

・マウスコンピューター

・エヌ・ティ・ティピー・シ-コミュニケーション

・プロメテック・ソフトウェア

・理経

・菱洋エレクトロ、

・SB C&S

・SCSK

・Too 

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