Ubisoft、NFTプラットフォーム『Ubisoft Quartz』ベータ版を海外でローンチ ゲーム内で装備するアイテムを発行…ユーザー同士の売買も可能



Ubisoftは、12月7日、NFTプラットフォーム『Ubisoft Quartz』ベータ版のローンチを発表した。

これに伴い同社では初のNFTとなるDigitを提供していく。Digitはゲーム内のアイテムとなるNFTだ。限定版で、シリアルナンバーがあり、プレイヤー名が刻まれていく仕様になっている。このプレイヤー名に関しては、過去からの所有者全ての名前が刻まれていくという。Digitの販売自体もかなり自由なようで好きな時に好きな価格を設定できるとのこと。

Digitは車や武器など多岐に渡って提供していくようだ。







まずは同社のオープンワールドミリタリーシューター『ゴーストリコン ブレイクポイント』の3アイテム(武器やヘルメットなどの装備品)を順次無料で配布していく。




なお、利用しているブロックチェーンには、Proof-of-Stake(PoS)形式のブロックチェーンTezosを採用している。PoSはビットコインで使用しているProof-of-Work(PoW)と比較しても、PoSより高度でエネルギー効率の良い代替手段となっている。

PoSブロックチェーンは、取引検証のための複雑な計算作業に頼らないコンセンサス・メカニズムで動作するため、極端にエネルギーを消費することがないというのが同チェーンの特徴となる。

同社のロックチェーンテクニカルディレクターによれば、Tezosの採用は「エネルギー効率は、ブロックチェーンテクノロジーを何百万人ものプレーヤーが広く使用できる未来に推進するための重要な点である」とし、「Tezosの選択は、独自のPoSネットワークとクリーンなNFTに対してのリーダーシップによるもの」と説明している。

なお、ubisoft Quartzは、米国、カナダ、スペイン、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、オーストラリア、ブラジルで12月9日より利用を開始するとのこと。残念ながら日本についての記載なく、公式サイトも日本からはアクセスできないようになっている。




Ubisoft Entertainment
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