【ゲーム株概況(12/9)】フリューが大幅続伸…「呪術廻戦」関連の一角として物色対象に 3Q決算通過のユークスは4日ぶりに大幅反落
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12月9日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反落し、前日比135.15円安の2万8725.47円で取引を終えた。2日間で900円超の上昇を演じてきた過熱感もあり、次第に利益確定の売りに押される展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、コムシード<3739>が大幅続伸したほか、フリュー<6238>やバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>、サイバーステップ<3810>などが買われた。フリューは、前日の壽屋(コトブキヤ)<7809>と同様に「呪術廻戦」関連の一角として、「劇場版 呪術廻戦 0」の12月24日公開による追い風を受けることへの思惑が買い材料となっているようだ。
また、周辺株ではフェイス<4295>が大幅反発した。フェイスは、株主のRMBファンドによる臨時株主総会の招集請求があったことを発表しており、株主提案として日本コロムビアの普通株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)が求められていることが株価を刺激しているもよう。
半面、ユークス<4334>が4日ぶりに大幅反落した。ユークスは、前日12月8日に発表した第3四半期決算は大幅な増収、黒字転換となったものの、通期の予想が据え置かれたこともあり、業績面への期待がはく落した格好となっている。
ほか、モブキャストHD<3664>やグリー<3632>、日本一ソフト<3851>などが売られ、前日に7000円台乗せまで買われたコトブキヤもこの日は反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社フェイス
- 設立
- 1992年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 平澤 創
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4295
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238