ミラティブは、2022年にライブ配信とゲームを融合させた「ライブゲーミング」に大規模な投資を行うと発表した。導入第1弾となる「エモモバトルドロップ」では9日間で5000万円の売上を計上するなど成果をあげたという。
「ライブゲーミング」とは、ゲーム配信サービス「Mirrativ(ミラティブ)」上で配信されているゲームに視聴者が介入・参加できるサービスで、これまでのゲーム実況とは異なる体験を提供する。
また、「ライブゲーミング」は、新規のタイトルだけでなく、リリース済みの既存タイトルにも導入することができるそうだ。ゲームの売上や継続率の向上にもつながることが期待できるという。
そのほか、ゲームに参加した視聴者が配信者にゲーム内で使えるアイテムや特殊効果のついたアバターをプレゼントできる。この収益の一部は配信者にも還元されるため、「PLAY TO EARN」も実現する。
ゲーム実況がマスコンテンツとなり、ゲーム開発者もゲームデザインに「ゲーム実況で盛り上がるかどうか」の視点を組み込んでいる開発を行っている。
また、インフラ面でも、5Gなどの高速通信、クラウド化の進行といったテクノロジー面の進歩がこの5年で加速した。ゲーム実況は、すでに人気コンテンツとして認知されてきたが、新しいフェーズに入る。
■株式会社ミラティブ 代表取締役 赤川隼一氏のコメント
次世代のゲーム体験が「ライブゲーミング」であると確信を持ってから早4年、さまざまな試行錯誤を行ってきましたが、ようやく目に見える成果として発表できるタイミングとなりました。ゲームとライブ配信・アバターの融合は、2021年に「メタバース」と名づけられた一大トレンドと接続し、2020年代のC向けサービスの中心となっていくことは確実です。
「ライブゲーミング」に正面から取り組む今回のプロジェクトは、メタバース黎明期の市場爆発に立ち会えるまたとない機会であり、また日本が独自の強みを持って世界に打って出られる数少ない領域であると確信しています。ライブゲーミング関連でMirrativ上に既に生み出されている熱量と具体的な売上などの結果は、既に世界でも例のない唯一無二なものになっています。
世界中のクリエイターやビジネスパーソンと、先行開発パートナーとして、ミラティブのメンバーとして、分散自律して同領域を盛り上げていくコミュニティの仲間としてなど、2020年代らしいさまざまな形で、新たなゲーム体験・コミュニケーション体験の創出にいっしょに取り組んでいきたいと思っています。まずはお気軽にお声がけください!
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