【レビュー】『ポケモンユナイト』に本日より参戦した「オーロット」の使用感をお届け！　妨害が魅力の「ウッドハンマー」やHP管理が重要な「いたみわけ」が登場！

2022.01.20 19:05

ポケモンは、『ポケモンユナイト（Pokémon UNITE）』において、本日（1月20日）16時より、新キャラ「オーロット」を追加した。

本稿では、ゲーム内で判明したわざの詳細や、その使用感レビューをお届けしていく。

▲オーロットは近接・ディフェンス型。高い耐久力を持ち、味方のポケモンを守ることや相手のポケモンを妨害することが得意。

▲ゲーム開始時はボクレーから始まり、レベル5でオーロットに進化する。

オーロットの通常攻撃は3回目で強化攻撃となり、相手のポケモンに与えるダメージが増加。命中時に自分のHPが回復する。

特性は「しぜんかいふく」で、HPが少なくなると、少しのあいだ徐々に回復し続ける。回復しているあいだ、わざの待ち時間が短くなる。この回復が連続して発動することはないが、わざが相手のポケモンに命中するたび、発動可能な間隔は短くなる。

ここからは覚える技を紹介していく。まずはボクレーが使用できる「おにび」と「えだづき」について。レベル5でオーロットに進化するまでは、「おにび」が主なダメージ源となるだろう。3方向に飛んでいく点など、使用感としてはゴースが使用する「おにび」と似たようなものとなっている。当たったポケモンをやけど状態にするため、序盤に相手が細かくゴールを決めてこようとする動きにも対応できる。一方、移動技の「えだづき」はダメージ量がそれほど高くないため、上げすぎた戦線を下げる際や、相手を追い込む際に他のわざと組み合わせて使うのが良さそうだ。

●おにび
リキャスト：6秒
わざ種別：遠隔
指定した方向へ怪しい炎を放って攻撃する。当たった相手のポケモンにダメージを与え、少しのあいだやけど状態にする。

●えだづき
リキャスト：7.5秒
わざ種別：ムーブ
指定した方向を突き刺すように攻撃する。わざ命中時に相手のポケモンにダメージを与え、移動速度を少しのあいだ下げる。

その後、レベル5でオーロットに進化すると同時に、「ウッドハンマー」か「のろい」を覚えられる。「ウッドハンマー」は、1段目が当たると2段目が解放されるという仕様になっている。1段目の範囲はかなり広めにとられているうえ、わざ発動中に動くことも可能なので当てやすくはなっているが、これを外すと大きなロスになってしまうことを覚えておこう。2段目は発動までに時間がかかるため、後述する「ウッドホーン」と合わせて使いたい。一方、継続ダメージを与えられる「のろい」は、わざの発動中に自分のHPも減少する特殊なわざとなっている。のろいの力は自身のHPゲージの下に紫色のバーで表示されており、このゲージを溜めるほどのろいの力の解放で与えられるダメージも大きくなる。追加ダメージは、もう一度わざを発動することで与えることが可能となっているが、時間経過でも自然と発生してくれる。

●ウッドハンマー
リキャスト：7秒
わざ種別：妨害
両手を振りかぶって攻撃する。範囲内にいる相手のポケモンへダメージを与え、自分の前に強制的に移動させて少しのあいだ行動できなくする。この両手攻撃で1匹でも相手のポケモンにダメージを与えられれば、2段目の攻撃が少しのあいだ解禁される。2段目の攻撃では、巨大な木のハンマーを前方に叩きつけ、命中した相手のポケモンにダメージを与えて少しのあいだ行動できなくする。行動できなくする時間は、自分の残りHPが少ないほど長くなる。このわざは使用するたびに一定のHPを消耗する。アップグレード後は、2段目の攻撃を命中させると、相手のポケモンが与えるダメージを少しのあいだ下げるようになる。

●のろい
リキャスト：6秒
わざ種別：妨害
自分のHPとひきかえに、のろわれたゾーンを生み出す。範囲内にいる相手のポケモンに継続ダメージを与え、移動速度を下げる。移動速度を下げる効果は、自分の残りHPが少ないほど強くなる。わざを使っているあいだ、ダメージを与えたり受けたりするたびに、のろいの力が溜まっていく。溜まったのろいの力を解放すると、範囲内にいる相手のポケモンにさらにダメージを与えられる。このときのろいの力が最大まで溜まっていると、「えだづき」、「ウッドホーン」、「いたみわけ」の待ち時間がすぐ0秒になる。アップグレード後は、わざの範囲が広くなる。

次に、レベル7で覚えられる「ウッドホーン」と「いたみわけ」について。「ウッドホーン」は、長時間、相手の行動を止められるのがポイントとなっている。「ウッドハンマー」⇒「ウッドホーン」⇒「ウッドハンマー」の順にわざを発動すれば、綺麗にコンボが決まるはずだ。また、相手のポケモンを移動させる効果もあるため、ゴール下にいる相手を押し出すこともできる。一方、「いたみわけ」はわざを当てた相手に自身が受けたダメージを一部分け与えられる効果を持つ。同時に、自分の残りHPの割合が相手よりも低ければ回復の効果も発動する。HP管理が繊細なわざとなっているが、最大効率で放つことができれば相手との差を一気に逆転できる可能性を秘めた内容となっている。

●ウッドホーン
リキャスト：8.5秒
わざ種別：ムーブ
前方に向かって突進する。当たった相手ポケモンにダメージを与え、つきとばして進み、最後にもういちどダメージを与えた後にふきとばす。突進が相手ポケモンに命中すると、自分のHPが回復する。この回復量は自分の残りHPが少なかったときほど多くなる。わざ命中後、3回にわたって通常攻撃が変化し、当たるたびにこのわざの待ち時間を短くして追加ダメージを与えるようになる。アップグレード後は、わざが終わったあと、移動速度が少しのあいだ上がるようになる。

●いたみわけ
リキャスト：10秒
わざ種別：必中
相手のポケモンを指定し、オーロット自身との間につながりをつくる。つながりが保たれているあいだ、自分の受けたダメージを相手のポケモンに一部分け与える。自分の残りHPが少ないほど、分けるダメージの割合も多くなる。また、このとき自分の残りHPが相手のポケモンより低ければ、HPが回復し、相手には継続ダメージを与えることができる。相手のポケモンと離れすぎると、つながりが消えてしまう。わざ使用時、自分の移動速度が少しのあいだ上がる。アップグレード後は、つながりが自然と消えるまでの時間が長くなる。

最後に、ユナイトわざ「闇森ダークガイスト」について。最大のポイントは、このわざが命中した相手には少しのあいだ味方ポケモンの通常攻撃のダメージが1回追加されるという点。少人数でのぶつかり合いでは得られるメリットが少ないため、集団戦が発生しやすいカジリガメやロトムの取り合い、残り2分でサンダーが出現するタイミングには必ず残しておきたい。また、シールド効果を高めるためにも、より多く相手ポケモンが集まった際に発動することを意識しよう。

●ユナイトわざ：闇森ダークガイスト
わざ種別：妨害
のろいの森を作り出す。範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与えてふきとばし、移動速度を少しのあいだ下げる。このわざが命中した相手のポケモンに対しては、少しのあいだ、味方チームの全ポケモンが放つ通常攻撃のダメージが1回追加される。ユナイトわざが相手チームのポケモンに命中すると、シールド効果を獲得できる。命中した相手チームのポケモンが多いほど、シールド効果は強くなる。シールド効果が続いているあいだにHP回復を受けると、その効果が高まる。

今回、オーロットを使用してみて感じたのは、かなりサポート力の高いディフェンス型に仕上がっているということ。特に、「ウッドハンマー」、「ウッドホーン」でかなり長い時間、相手の行動を止めることができる点に魅力を感じた。また、「のろい」や「いたみわけ」を取得した場合は、自身と相手のHP管理がより重要なものとなり、これまでにないタイプの戦い方が求められる。味方との連携や戦略も必要な分、簡単に扱えるキャラではないが、ハマれば1体分以上の活躍が見込めるポケモンとなっている。