「呪術廻戦0」コラボの『モンスト』中心に『原神』『荒野行動』『ウマ娘』が激しい首位争い　App Store売上ランキング振り返り

1月22日から28日のApp Storeセールスランキング上位の動きを振り返っていこう。まず、首位争いの状況から見ていくと、『モンスターストライク』が3日、『原神』が2日、『荒野行動』と『ウマ娘』がそれぞれ1日ずつ首位を獲得した。特定のタイトルが支配する状況から見ると、やや混戦模様となったといえよう。

まず、1月22日から23日まで首位を獲得したのが『モンスターストライク』だった。「劇場版 呪術廻戦 0」の公開を記念したコラボイベントを開始しており、売上を伸ばしたようだ。

続いてmiHoYoの『原神（げんしん）』が1月25日にトップに立った。★5キャラクター「浮世閑歩・鍾離（岩）」が登場する期間限定イベント祈願「大隠朝市」と、「循々守月・甘雨（氷）」が復刻登場する期間限定イベント祈願「逸俗逡巡」を開催したことが主な要因とみられる。

週の後半に入ると、『荒野行動』が「東京リベンジャーズ」とのコラボを開始して首位に立ち、★3ミホノブルボンと★3エイシンフラッシュが登場する「ピックアップ プリティーダービーガチャ」を開始した『ウマ娘 プリティーダービー』がトップに立って週末に突入した。

平日の状況は以下のとおり。いずれも朝方の記事であるため、上記と一部異なっている部分があることに注意してほしい。
　
 

1月24日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位に立った。

『モンスト』は、1月22日12時より、「劇場版 呪術廻戦 0」の公開を記念したコラボイベントを開始しており、コラボキャラクター「乙骨憂太」と「禪院真希&狗巻棘&パンダ」が登場したガチャ「STARLIGHT MIRAGE×劇場版 呪術廻戦 0」を開始していることなどが首位獲得の原動力となったようだ。

出所：AppAnnie

また、バンダイナムコオンラインの『アイドリッシュセブン』が金曜日の147位から17位に急浮上してきた。『アイナナ』は、「IDOLiSH7 LIVE BEYOND "Op.7"」の開催を記念して、SSR[Op.7]衣装のIDOLiSH7の7人が限定レアオーディションに1月21日より登場していることが売上に寄与しており、土曜日には一時9位とトップ10に入ってくる場面もあった。

出所：AppAnnie

ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』や、コロプラ<3668>の『アリス・ギア・アイギス』などがトップ30に復帰した。

1月25日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位をキープした。

続く2位には、ガンホー<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が前日の33位から飛び込んできた。『パズドラ』は、1月24日より、「ウルトラマンシリーズ」との初のコラボイベントを開催しており、シリーズ初期から最新作までのウルトラヒーローのほか、「ゴモラ」や「バルタン星人」「カネゴン」など人気怪獣もコラボキャラとして参戦していることが売上に大きく寄与しているようだ。

出所：AppAnnie

また、thatgamecompanyの『Sky 星を紡ぐ子供たち』が前日の63位から6位とトップ10圏内に入ってきた。『Sky』は、1月24日17時より、「来福の日々 2022」を開催しており、イベントを盛り上げる新登場アイテムがゲーム内ショップに登場していることなどが順位を押し上げたもよう。

出所：AppAnnie

ほか、タカラトミー<7867とDeNA<2432>の『デュエル・マスターズ プレイス』と、スクウェア・エニックスとアカツキ<3932>の『ロマンシング サガ リ･ユニバース』がトップ30に復帰した。

1月26日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、miHoYoの『原神（げんしん）』が首位に立った。

『原神』は、1月25日19時より、★5キャラクター「浮世閑歩・鍾離（岩）」が登場する期間限定イベント祈願「大隠朝市」と、「循々守月・甘雨（氷）」が復刻登場する期間限定イベント祈願「逸俗逡巡」の2つを開催していることなどが首位獲得の原動力となったようだ。

出所：AppAnnie

また、NPIXELの『グランサガ』が前日の61位から8位に急浮上してきた。『グランサガ』は、1月25日のアップデート後より、新たなプレイアブルキャラクター「ジュン」を実装しており、召喚に「ジュングランウェポン獲得確率UP召喚」が登場していることなど大きく順位を押し上げたもよう。

出所：AppAnnie

ほか、バンダイナムコエンターテインメントとドリコム<3793>の『ONE PIECE トレジャークルーズ』や、コナミデジタルエンタテインメントの『遊戯王 デュエルリンクス』などがトップ30に復帰した。

1月27日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、miHoYoの『原神（げんしん）』が首位をキープした。

上位陣では、3位にYostarとKongStudiosの『ガーディアンテイルズ』が前日の35位から飛び込んできた。『ガーディアンテイルズ』は、1月26日より、新英雄「未来姫」が登場し、そのピックアップ召喚を開催していることなどが売上に大きく寄与しているようだ。

出所：AppAnnie

また、バンダイナムコエンターテインメントの『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』が前日の76位から7位に急上昇してきた。『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』は、「UR [M0086] Zガンダム」と「UR [C0051] カミーユ・ビダン」をピックアップしたイベントガシャ「極限定ガシャ」を開催していることが今回の順位上昇につながったもよう。なお、本作のこれまでのリリース後の最高順位は12月29日の10位で、その順位を更新したことになる。

出所：AppAnnie

さらにこの日は、ネクソン<3659>が12月16日にリリースした新作『カウンターサイド』が29位と初のトップ30入りを果たした。『カウンターサイド』は、1月26日のアップデートで、新規SSRユニットの「ヤナギ・ミナ：タイプフェンリル」と「ドミニーク・キング・レジナルド」を追加したことなどが初のトップ30入りの原動力となったものと思われる。

出所：AppAnnie

ほか、Yostarの『ブルーアーカイブ』がトップ10に、同じく『雀魂（じゃんたま）』がトップ30に復帰した。

1月28日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、NetEase Gamesの『荒野行動』が首位に立った。

『荒野行動』は、1月27日10時より、TVアニメ「東京リベンジャーズ」とのコラボを開始しており、コラボ限定アイテムスキンなどが登場していることが今回の順位上昇につながっているようだ。

出所：AppAnnie

また、バンダイナムコエンターテインメントの『ONE PIECE バウンティラッシュ』が前日の42位から6位に浮上してきた。『バウンティラッシュ』は、1月27日より、3rdアニバーサリーを記念した新キャラクター「最強生物 カイドウ」が登場する「【3rdアニバーサリー感謝】超バウンティフェス」を実施していることなどが大きく順位を押し上げたもよう。

出所：AppAnnie

そしてこの日は、コナミデジタルエンタテインメントが1月27日よりモバイル版の配信を開始したデジタルカードゲーム『遊戯王 マスターデュエル』が12位と早くもトップ30圏内に入ってきた、本作は、遊戯王OCG/TCGを代表するカード「ブラック・マジシャン」や「青眼の白龍」「封印されしエクゾディア」など、合計1万種を超えるカードが登場する対戦型カードゲーム。既に先行して配信している家庭用ゲーム機向けでは、配信開始から1週間で累計400万ダウンロードを突破しており、モバイル版も引き続き上位に食い込んでくることが予想される。

出所：AppAnnie

ほか、スクウェア・エニックスとアカツキ<3932>の『ロマンシング サガ リ･ユニバース』と、コナミデジタルエンタテインメントの『eFootball ウイニングイレブン 2021』もトップ10圏内に浮上した。