ミクシィ、22年3月期通期業績予想を上方修正…営業益は20億～50億円→100億～110億円のレンジ予想に上ブレ　TIPSTARのコスト削減と『モンスト』復調で

ミクシィ<2121>は、2月4日、2022年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、TIPSTARのマーケティング戦略の見直しによるコスト削減に加え、主力の『モンスターストライク』（以下『モンスト』）が第3四半期、第4四半期と回復傾向にあることから、売上高・利益とも11月5日に公表したレンジでの業績予想を上方修正した。

売上高1050億～1100億円→1120億～1150億円
営業利益20億～50億円→100億～110億円
経常利益20億～50億円→100億～110億円
最終利益25億～40億円→85億～90億円

スポーツセグメントは、TIPSTARでマーケティング戦略の見直しを行い、TVCMや還元施策の効率化などコスト削減を実施。また、よりユーザーに楽しんでもらえるようプロダクトの改善も継続して行うことで、収益性の向上に努めた。

デジタルエンターテインメントセグメントの『モンスト』では、10月の8周年のイベントや、年末年始に向けて、コラボやイベントなど積極的な施策を実施した。

その結果、TIPSTARではマーケティングコストなどの最適化を前倒しで実施したことにより、下期で約10億円のコスト削減の見通しが立った。また、『モンスト』の売上は第3四半期においてARPUが回復、第4四半期も足元の業績が好調に推移しているほか、引き続きイベントやコラボを計画している。

費用面は、下期を通じて広告宣伝の効率化も進んでいることや、新作タイトルのリリースが来期となることから業績の上方修正を実施した。