日本ファルコム、第1四半期(10～12月)決算は売上高3億7900万円、営業益1億9500万円に　Switch自社参入タイトル第一弾を鋭意開発中

日本ファルコム<3723>は、2月10日、2022年9月期の第1四半期（10～12月）の決算（非連結）を発表、「収益認識会計基準」の適用によって前年同期との比較はないものの、第2四半期累計（10～3月）業績予想に対する進捗率では、おおむね順調な推移となった。

売上高3億7900万円（第2四半期予想8億円）
営業利益1億9500万円（同3億6000万円）
経常利益2億200万円（同3億6000万円）
最終利益1億4000万円（同2億4000万円）

①製品部門…売上高3900万円
日本ファルコム創立40周年記念タイトル『英雄伝説 黎（くろ）の軌跡』のほか、『英雄伝説 閃（せん）の軌跡』シリーズのタイトルを販売した。また、2022年2月にはPS4向けゲームソフト『イースⅧ＆Ⅸ スーパープライスセット』や『イースⅨ-Monstrum NOX-（モンストルム・ノクス）スーパープライス』を、2022年3月には音楽アルバム「英雄伝説 黎の軌跡 オリジナルサウンドトラック」を発売する。

なお、Nintendo Switch自社参入タイトル第一弾『那由多（なゆた）の軌跡 アド・アストラ』や、「軌跡」シリーズ最新作となるPS4およびPS5向けゲームソフト『英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-』については鋭意制している。

②ライセンス部門…売上高3億3900万円
PS4向けに『那由多の軌跡：改』繁体字中国語版および韓国語版や、Switch向け『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-』の繁体字中国語版および韓国語版を発売し、Steam向けには『英雄伝説 零（ぜろ）の軌跡：改』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-』の繁体字中国語版および韓国語版と『那由多の軌跡：改』日本語版を発売した。

また、スマートフォン用アプリ『イース6 Online～ナピシュテムの匣（はこ）～』や『英雄伝説 暁の軌跡』、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売のほか、『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』『イースⅨ-Monstrum NOX-』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-』『東亰ザナドゥeX+（エクスプラス）』の英語版なども引き続き展開している。

なお、PS4向け『英雄伝説 黎の軌跡』繁体字中国語版および韓国語版や、Switch向け『イースⅨ -Monstrum NOX-』繁体字中国語版および韓国語版、Steam向け『イースⅨ -Monstrum NOX-』『英雄伝説 碧（あお）の軌跡：改』の繁体字中国語版および韓国語版、PS4、Switch、PC・Steam向けに『英雄伝説 零の軌跡：改』『英雄伝説 碧の軌跡：改』『英雄伝説 創の軌跡』『那由多の軌跡：改』のそれぞれ英語版を展開する予定だ。

■通期見通しは変更なし
2022年9月期通期の業績予想については、従来予想を据え置いており、以下のとおり。

売上高24億円
営業利益12億円
経常利益12億円
最終利益8億円