【訃報】ネクソン創業者の金正宙氏が死去

ネクソン<3659>は、3月1日、同社創業者である金正宙(キム・ジョンジュ)氏が2月に急逝したことを明らかにした。

金氏は、1994年にネクソンを設立し、世界初の多人数同時参加型オンライン・ロールプレイングゲーム(MMORPG)『風の王国』を開発し、その後『メイプルストーリー』、『カートライダー』、『マビノギ』、『アラド戦記』のサービスを展開した。

ネクソンが2011年に東京証券取引所に上場した後、金氏はネクソンの経営から離れ、2016年に取締役を退任した。グローバル投資会社NXC Corporationを通じて、世界中の起業家と提携し、投資と慈善活動に邁進した。

韓国ソウルに設立した「プルメ財団ネクソン子供リハビリ病院」や子供病院建設を支援するネクソン財団など、健康や教育の分野でも大きな貢献をしている。直近においてNXC Corporationは、イ・ジェギョ氏の最高経営責任者への就任及びアレクサンダー・イオシロビッチ氏のグローバルプレジデント兼最高投資責任者への就任を発表した。


■オーウェン・マホニー社長のコメント
「私たちの友人そして指導者であり、世界に計り知れないほどの素晴らしい影響を与えた金正宙を失った悲しみは表現しきれないほどのものです。ネクソンの創業者であり、先見性のあるリーダーとして、懐疑的な目を向けられても、クリエイティブな直感を信じることが大切だと周囲に伝えてきました。彼は、ネクソンファミリーそして多くの友人から深く惜しまれることでしょう。」