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ミクシィ<2121>は、本日(3月9日)、これまで試験運用を行っていたリモートワークとオフィスワークを融合した新しい働き方「マーブルワークスタイル」を4月1日より正式に制度化することを決定した。
4月からの本制度では、部署ごとに状況に応じて最適な出社回数を選択でき、フルリモートワークも可能とするほか、日本全国どこでも居住を認め交通手段の範囲を拡大するなど、これまで以上に柔軟性のある働き方ができるようになる。
同社は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、2020年3月から全社的にリモートワークを導入し、同年7月からはコロナ禍以降を見据えた新しい働き方として、「マーブルワークスタイル」の試験運用を開始した。試験運用では、オフィスでの就業を基本としつつ週3日までのリモートワークを可能とするほか、フレックスタイム制のコアタイムを従来の10:00~15:00を12:00~15:00に短縮した制度としていた。
※その後の感染拡大状況や行政からの要請に応じてリモートワーク中心の働き方に変更するなど、フレキシブルに対応している。試験運用期間中、正式な制度化に向けたルール整備の参考にするため定期的に従業員アンケートを実施した。アンケート結果から、リモートワークが増えても生産性には大きな影響がないことがわかったという。また、管理職からは業務特性や事業フェーズなど部署の状況によって業務上の最適な出社回数や出社のタイミングが様々であることから、部署ごとに出社回数を決定したいという意見が多く見られた。
一方で、業務外コミュニケーションが減ったと感じている従業員が一定数いることも判明し、相互理解や連携の不足など、チームビルディングに関する課題があることもうかがえた。
こうした検証を踏まえ、4月から正式に制度化する「マーブルワークスタイル」では、部室長がそれぞれのチームの状況に応じて最適な出社回数を選択できるようにし、フルリモートワークも可能とした。さらに、これまで以上に柔軟な働き方を実現するために、フレックスタイム制のコアタイムを正式に12:00~15:00までとするほか、12:00までに出社が可能な範囲で、日本全国どこでも居住できるようになる。
また、同社は働き方をより柔軟にする一方、チームビルディング強化の観点から対面でのコミュニケーション機会を増やしていくことも重要であると考えているという。このため、遠方居住者でも必要に応じて出社しやすくするために、交通費支給対象とする交通手段の範囲を飛行機や新幹線などにも拡大し、上限15万円/月まで支給するほか、オフラインでのコミュニケーション活性化や組織力向上のための施策を実施する予定だ。さらにコロナ禍以降に新たに導入したオンライン懇親会への費用補助も継続して行うなど、様々な形で業務外コミュニケーションを促進していく。
同社はマーブルワークスタイルを通じて、従業員の多様なライフスタイルや価値観を大切にしながら、生産性の最大化を目指していくとしている。
■マーブルワークスタイル概要
<制度概要>
①部署ごとに最適な出社回数を選択でき、フルリモートワークも可能に
②コアタイムを従来の10:00~15:00から12:00~15:00に短縮
③交通手段を飛行機や新幹線など範囲を拡大し、交通費を上限15万円/月まで実費支給(5月より適用)
④日本全国どこでも居住可能に<対象者>
正社員、契約社員、エキスパート社員、アルバイト<期間>
2022年4月1日(金)~
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121