【ゲーム株概況(3/10)】合弁会社DMMオンクレが4月の事業始動を発表のオルトプラスが大幅続伸　通期予想の増額発表でユークスが後場に入って一段高

3月10日の東京株式市場では、日経平均は5日ぶりに大幅反発し、前日比972.87円高の2万5690.40円で取引を終えた。OPEC（石油輸出国機構）による原油増産の思惑から、ニューヨークのWTI原油先物が大幅反落したことで、市場の資源高への懸念が大きく後退する形となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、オルトプラス<3672>が商いを伴って大幅続伸した。オルトプラスは、DMM.comとの合弁会社であるDMMオンクレが4月中旬よりオンラインクレーンゲーム事業を始動し、iOS/Androidアプリの提供を開始すると発表したことが株価の刺激材料となったようだ。

また、ソニーグループ<6758>が大幅反発し、後場場中に2022年1月期通期の連結業績予想の上方修正を発表したユークス<4334>が後場に入って一段高した。

ほか、フリュー<6238>やcoly<4175>、ブシロード<7803>なども買われた。

半面、NJHD<9421>が反落し、バンク・オブ・イノベーション（BOI）とコロプラ<3668>がさえない。NJHDは、スクウェア・エニックスが本日発表した「ヴァルキリープロファイル」シリーズの最新作『ヴァルキリーエリュシオン』の開発を同社の子会社のトライエースではなく、ソレイユが担当していることが明らかになったことが市場からネガティブに受け止められているもようだ。