【ゲーム株概況(3/14)】大手ゲームと大規模BLCゲーム開発のgumiが売り一巡後に反発 通期業績予想の大幅赤字見通しを嫌気したエイチームは続落
-
3月14日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比145.07円高の2万5307.85円で取引を終えた。為替が1ドル=117円台後半まで円安方向に振れたことで、輸出関連株への買いが先行した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>やケイブ<3760>など軽量株に物色の矛先が向かった。
また、大和証券が投資判断「2」を継続し、目標株価を2200円から2400円に引き上げたセガサミーHD<6460>が反発した。
gumi<3903>は、前週末11日に発表された第3四半期決算が赤字計上となったことで朝方は売り物が先行したものの、決算発表と同時に大手ゲーム会社と数億円規模の大規模ブロックチェーンゲーム開発を本格始動したことを明らかにしたこともあり、一巡後はプラスに転じた。
半面、同じく前週末に決算発表したエイチーム<3662>は、第2四半期決算の発表と同時に、これまで非開示としていた2022年7月期通期の連結業績予想を開示しており、その予想が大幅な赤字転落見込みとなっていることが市場から嫌気される形で続落した。
ほか、グリー<3632>の下げがきつく、ユークス<4334>は10日に発表した業績予想の上方修正後の株価上昇の反動による売りが続いた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460