【ゲーム株概況(3/22)】Web3事業への参入発表のドリコムがS高 スマホゲーム制作の持分法適用会社の解散発表のケイブは4日ぶりに大幅反落
-
3月22日の東京株式市場では、日経平均は3連休を挟んで6日続伸となり、前日比396.68円高の2万7224.11円と2万7000円台を回復して取引を終えた。為替が約6年ぶりに1ドル=120円台と円安方向に振れていることで、輸出関連株を中心に買い物が広がった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ドリコム<3793>がストップ高した。ドリコムは、前週末3月18日に新たにWeb3事業に参入することを発表しており、Thirdverseグループとブロックチェーンゲームの制作を行うことを明らかにしたことが市場の強い関心を集めているようだ。
また、テンダ<4198>やエクストリーム<6033>が買われたほか、JPモルガンが投資判断を「Underweight」から「Neutral」に格上げしたグリー<3632>が4日続伸した。
同じくJPモルガンが目標株価を7000円から8500円に引き上げたコナミHD<9766>も反発した。
半面、前週末に持分法適用関連会社であるスマートフォンゲーム製作委員会を解散することを発表したケイブ<3760>は、4日ぶりに大幅反落した。
ほか、東映アニメ<4816>やブシロード<7803>、ワンダープラネット<4199>なども安い。東映アニメは、ネットワークへの不正アクセスによるシステム障害の影響が広がっており、4月22日より全国公開予定だった映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」が公開延期となると発表されたことも市場からネガティブに受け止められているもようだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高69億6300万円、営業利益2億4300万円、経常利益2億1300万円、最終利益25億7900万円(2023年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高874億5700万円、営業利益286億6900万円、経常利益297億9100万円、最終利益209億円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816