【ゲーム株概況(3/30)】グリーが1100円台乗せ 『ゼルダ』最新作の発売延期で任天堂が7日ぶりに大幅反落 「ガンプラ」増産報道もバンナムHDは利益確定売りに
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3月30日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比225.17円安の2万8027.25円で取引を終えた。3月期末の配当権利落ちに加え、為替が1ドル=121円台と円安進行に歯止めがかかる形となったことで、一時は2万8000円台を割り込む場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、coly<4175>とバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が大幅続伸したほか、グリー<3632>が1100円台乗せまで買われるなど、メタバースを切り口とした物色が続いた。
カヤック<3904>や東京通信<7359>などハイパーカジュアルゲーム関連銘柄も買われ、ワンダープラネット<4199>や壽屋(コトブキヤ)<7809>なども高い。
半面、任天堂<7974>が7日ぶりに大幅反落した。任天堂は、人気ゲームシリーズ『ゼルダの伝説』の最新作の発売日を2023年春に延期すると発表したことが市場から嫌気される形となったようだ。
また、タカラトミー<7867>が反落し、マーベラス<7844>やエイベックス<7860>なども売られた。
「ガンプラ」の増産が報じられたバンダイナムコHD<7832>は、昨年来高値更新まで買われてきた目先の過熱感もあって、買い一巡後は利益確定の売り物に押された。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974