【ゲーム株概況(4/12)】モバイルファクトリーが3日続伸…決算発表接近でNFT関連の動きに関心も 中国当局のゲームライセンス発行再開でコーテクHDやネクソンも堅調
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4月12日の東京株式市場では、日経平均は大幅続落し、前日比486.54円安の2万6334.98円で取引を終えた。前日の米国市場安に加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるロックダウンが中国の景気後退リスクになるとの見方も市場の心理を冷やした。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、モバイルファクトリー<3912>が商いを伴って3日続伸した。モバイルファクトリーは、NFT関連での取り組みがあらためて市場の関心を集めているようだ。4月22日には、第1四半期の発表を予定しており、そこで何らかの事業的な進捗が示されることへの期待も先行しているもよう。
また、カヤック<3904>やギークス<7060>、アカツキ<3932>、グリー<3632>なども買われた。グリーは、バンダイナムコエンターテインメントがIPメタバース構築と新たなエンタメ創出を目指すスタートアップ投資ファンドを立ち上げると発表したこともあり、メタバース関連の一角として、再度関心を集めている側面もありそうだ。
コーエーテクモHD<3635>とネクソン<3639>は、中国当局がゲームのライセンス発行を再開したと伝えられたことを受け、ともに堅調だった
半面、シリコンスタジオ<3907>が続落し、ビーグリー<3981>や壽屋(コトブキヤ)<7809>、KADOKAWA<9468>なども売られた。
ソニーグループ<6758>は、Epic Gamesに約10億ドル(約1250億円)の追加の戦略的出資を行うことを発表したものの、この日は続落となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635