【決算レポート】Aiming、第1四半期は増益達成 『DQタクト』でユーザー活性 想定以上の利益発生

木村英彦 編集長
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Aiming<3911>の第1四半期(22年1月~22年3月)の決算は、売上高が33億4200万円(前四半期比[QonQ]16.8%増)、営業利益が3億3600万円(同44.3%増)、経常利益が3億3800万円(同43.9%増)、最終利益が2億8400万円(同113.6%増)とQonQで増収増益となった。当初の業績予想に比べると、売上高が7.0%、営業利益が20.2%、経常利益が20.9%、最終利益が15.9%上回る着地となった。これで7四半期連続の利益計上だ。

・売上高:33億4200万円(同16.8%増)
・営業利益:3億3600万円(同44.3%増)
・経常利益:3億3800万円(同43.9%増)
・最終利益:2億8400万円(同113.6%増)

 

同社では、この四半期では制作受託案件の検収がなかったものの、主力タイトル『ドラゴンクエストタクト』において1.5周年イベントを実施したことが増収増益の主な要因としている。テレビCM実施によりアクティブユーザー数が大幅に増えたことに加え、ギルド施策などでARPPU(客単価)が増えたという。人件費や外注費が増加したものの、増収効果で吸収した。

 

費用について細かく見ると、まず売上原価は開発中の案件増加のために人件費と外注費が増えたほか、売上に連動するロイヤリティが増えた。販管費については、前四半期に計上した賞与がなくなったため、人件費が減った一方、売上に連動するプラットフォーム手数料が増えた。テレビCM実施に伴い、広告宣伝費も増えた。

 

 

▲主力タイトルの状況
 

▲開発パイプラインの状況。変更点は、『キャラスト 魔法学園』をリリースし、『銀河英雄伝説 Die Neue Saga(仮)』を開発中であると発表したことだ。


■第2四半期の見通し
続く第2四半期(22年4~6月)の業績については、売上高28億4000万円(前四半期比15.1%減)、営業利益2億0100万円(同40.2%減)、経常利益2億0100万円(同40.6%減)、最終利益1億7100万円(同39.8%減)を見込む。

・売上高:28億4000万円(同15.1%減)
・営業利益:2億0100万円(同40.2%減)
・経常利益:2億0100万円(同40.6%減)
・最終利益:1億7100万円(同39.8%減)