【ゲーム株概況(5/12)】タカラトミーが5日ぶりに反発 今期も6期連続の最高益見込むカプコンは高値更新 2Qの大幅減収減益を嫌気されたコロプラは安値更新
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5月12日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比464.92円安の2万5748.72円で取引を終えた。米国で金融引き締めが進むとの見方から金利が上昇し、株価が下落した流れから国内市場もハイテク株などを中心に朝方から売り物が先行した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ほぼ全面安商状の中で、タカラトミー<7867>が5日ぶりに反発した。タカラトミーは、10日に発表した2022年3月期の連結決算が2ケタ超の増収増益となったことで、コロナ禍からの回復が順調に進んでいることへの再評価が進んでいるようだ。
また、前日11日に発表した2022年3月期決算は各利益項目で5期連続の最高益を達成し、今期も連続での最高益を見込むカプコン<9696>が年初来高値を更新し、前日はストップ高まで買われたフィールズ<2767>も続伸した。
ほか、DeNA<2432>やソニーグループ<6758>、セガサミーHD<6460>などがしっかり。
半面、コロプラ<3668>は、大幅な減収減益となった第2四半期決算を嫌気して年初来安値を更新し、東京通信<7359>やモブキャストHD<3664>、ワンダープラネット<4199>などの下げもきつい。ワンダープラネットは、2022年4月のスマートフォンゲームのMAU(月次アクティブユーザー数)が前年同月比25.4%減と低調な推移となったことが嫌気されているもよう。
ほか、前日11日に2022年3月期通期の連結業績予想の下方修正を発表したエイベックス<7860>が3日続落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867