エイベックス、2022年3月期の決算は営業益25億円 62億円の赤字から黒転 ライヴ公演数増加で収益改善 音楽パッケージ好調 アニメも黒字転換
エイベックス<7860>は、5月12日、2022年3月通期の連結決算を発表し、売上高984億3700万円(前の期比20.8%増)、営業利益25億8200万円(前の期は62億7800万円の損失)、経常利益23億5100万円(同65億3800万円の損失)、最終利益9億1900万円(同92.9%減)と増収・営業黒字に転換した。最終利益は大きく減ったが、前の期にあった自社ビル売却益に相当する一時利益がこの期はなかったため。
・売上高:984億3700万円(同20.8%増)
・営業利益:25億8200万円(同62億7800万円の損失)
・経常利益:23億5100万円(同65億3800万円の損失)
・最終利益:9億1900万円(同92.9%減)
同社では、ライヴ・イベントにおける制限緩和措置が進んだことにより、ライヴ・イベントの公演数増加による収益改善と、音楽パッケージの販売も好調に推移したため、としている。アニメ事業も黒字転換に成功した。
セグメント別の状況は以下のとおり。
①音楽事業
ライヴ公演数の増加及び音楽パッケージ作品の販売数増加等により、売上高は676億円(前年度比34.3%増)、営業利益は45億4000万円(前年度は営業損失27億7200万円)となった。
②アニメ・映像事業
映画作品等のノンパッケージの利益率向上等により、売上高は103億9000万円(前年度比14.1%減)、営業利益は12億5900万円(前年度は営業損失2億1900万円)となった。
③デジタル・プラットフォーム事業
Eコマースの売上増加等により、売上高は275億1600万円(前年度比5.4%増)、営業損失は5億7500万円(前年度は営業損失8億9800万円)となった。
④海外事業
売上高は30億2900万円(前年度比35.3%増)、営業損失は4億200万円(前年度は営業損失6億5700万円)となった。
⑤テクノロジー事業
売上高は29億1400万円(前年度比55.1%増)、営業損失は16億9700万円(前年度は営業損失16億2400万円)となった。
⑥その他
売上高は30億6200万円(前年度比36.5%増)、営業損失は5億4700万円(前年度は営業損失1億4400万円)となった。
■2023年3月期の業績見通し前期
2023年3月期の業績は、営業利益10億円(前期比61.3%減)、最終利益4億円(同56.5%減)を見込む。
・営業利益:10億円(同61.3%減)
・最終利益:4億円(同56.5%減)
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860