『GOD EATER』シリーズや『フリーダムウォーズ』に携わったクリエイター・保井俊之氏が代表取締役を務めるTVTは2022年5月より本格的に始動すると発表した。同社は、『Tokyo Virtual Theory』の頭文字が社名の由来で、2019年に創業したとのこと。
現在、オリジナルエンジン『Theory Engine』の研究開発と、内外のベテランクリエイターを集結させた2本のプロジェクトを進行しているという。
■『Theory Engineの研究開発』
自社で研究開発を行っている『Theory Engine』は大規模なネットワークゲームの開発を目的に開発したミドルウェア技術。リアルタイム性の高いMOアクションゲームを作れるオープンプラットフォームなネットワークエンジンであり、このエンジンを使用することで、「より速く」、「より多人数」で、「ゲームサーバーレスで快適」な環境を提供することが可能となった。このエンジンのフラッグシップモデルとなる自社開発のゲーム作品はもちろん、外部へのライセンス事業も視野に入れたビルドアップを引き続き行っていく。
リードエンジニア:佐竹克一氏(『GOD EATER』)
エンジニア:榎村大典氏(『GOD EATER』/『SKY GUNNER』)
エンジニア:高橋俊成氏
■『Project JabberWocky』
本タイトルは『パタポン』のディレクター小谷浩之とサウンドクリエイター足立賢明による新作リズムアクション。可愛いキャラクターたちが織りなす独特な世界観を持つ作品となる。Theory Engineのゲームサーバーレスによるマルチプレイを実現するタイトルとして開発中。
ディレクター:小谷浩之氏(『パタポン』/『XI[sai]』/『ブラボーミュージック』/『SKY GUNNER』)
プロデューサー:坂尻一人氏(『THE EYE OF JUDGMENT』/『禍つヴァールハイト』)
サウンド:足立賢明氏(『パタポン』/『LocoRoco』/『グランツーリスモ』)
メインアーティスト:Nelnal氏(Twitter:https://twitter.com/nelnalium)
■『Project Shaz』
本タイトルは『GOD EATER』の開発スタッフによる最新マルチプレイアクションゲーム。保井俊之と福島智和の『フリーダムウォーズ』のタッグで作り出する新たな物語に期待してほしい、としている。Theory Engineの多人数マルチプレイを実現するタイトルとして開発中。
※TVTより、当初配信した画像データに同社が権利を所持しないデータを含んでいたとの申請があったため、該当画像を削除しました(経緯説明)。
プロデューサー:保井俊之氏(『GOD EATER』/『フリーダムウォーズ』)
シナリオ:福島智和氏(『METAL GEAR SOLID』/『フリーダムウォーズ』)
ディレクター:中舎健永氏(『.hack//G.U.』/『ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル』)
アートディレクター:輪くさすが氏(『LORD of VERMILION』/『Fate/Grand Order』)
■会社概要
株式会社TVT(英語表記:TVT Co. Ltd.)
設立:2019年1月17日
代表取締役:保井俊之※
取締役:大竹秀和(COO)/佐竹克一(CTO)/坂尻一人/榎村大典
事業内容:コンシューマー、PC、スマートフォンでのデジタルゲームの企画・開発、コンテンツの企画・開発。
※保井俊之氏プロフィール
主な作品に『GOD EATER』シリーズ、『フリーダムウォーズ』など。2003年にゲームデザイナーとしてシフトに入社。ディレクター、シナリオライターとして開発全般にかかわる傍ら、開発統括として制作部門の陣頭指揮を執った。その後ドワンゴを経て2019年にTVTを設立。クラウドゲームやXRコンテンツにも精通し、多種多様なゲーム企画を手掛けている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社TVT
- 設立
- 2019年1月
- 代表者
- 代表取締役 保井 俊之