CRI・ミドルウェア、コミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus(テレクサス)」のアーリーアクセス版を提供開始

CRI・ミドルウェア<3698>は、本日5月24日、コミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus(テレクサス)」のアーリーアクセス版の提供を開始した。アーリーアクセス版では、コミュニケーション機能のうち、ボイスチャット機能の先行試用ができる。

「CRI TeleXus」はコミュニケーションを活性化させ、コミュニティ拡大による収益の向上に寄与する。メタバースやオープンワールドゲームなどの大規模な仮想空間で、感動や興奮が醸し出す空気感を共有でき、臨場感豊かな「居心地良い」ものにする。

また、コミュニケーションアシスト機能は、AIスピーカーのように会話をサポートする。例えば、「AI通訳機能」によって海外の人と簡単に会話することや、「AIアドバイザ」が攻略法の伝えることで継続率が向上する。


■コミュニケーションの活性化によるコミュニティの拡大で事業に貢献
近年、コンテンツや製品の事業拡大には口コミやレビューをはじめとするユーザーコミュニティが注目されている。ユーザーコミュニティの構築には共通のネタ、コンテンツのほか、「常にそこに居たい」と思わせるユーザにとって居心地の良い空間であることが必要。「CRI TeleXus」はユーザ同士が行うコミュニケーションの間に介在し、ゲーム、自動車、家電、あらゆる製品やコンテンツに組み込むことができ、ユーザーコミュニティの構築、活性化に貢献する。


■低通信量で多人数ボイスチャットを実現するアーリーアクセス版
「CRI TeleXus」のアーリーアクセス版では、高度な音声圧縮技術、パケット制技術、音声処理技術によって、通信量を大幅に削減した。音声データが10Kbps(有声率80%)、パケットヘッダを含む総データ通信量で13Kbpsを実現している。また、多人数(100人規模)での同時会話に対応しており、立体音響による話者のポジショニングができる。


■モーションデータなどを送信しバーチャルキャラクターを制御
映像や音声以外のデータをタイムスタンプ付きで送信できる。音声に合わせて動くバーチャルキャラクタの制御にも使用できる。CRIの提供するリップシンクミドルウェア「CRI LipSync」と併用することによって、口の動きを検出し、自然な会話を実現できる。


■メタバースやオープンワールドに対応した大規模ボイスチャットやビデオチャット機能などを追加予定
年内を目途にビデオチャット機能を実装し、映像を通してより深いコミュニケーションが行えるようになる。メタバースやオープンワールドゲームなどの大規模コミュニティに必要とする、数千人規模の同時多人数チャット対応を行う。


■コミュニケーションアシスト機能
ユーザ間の会話に介入し、円滑なコミュニケーションをアシストする仕組みを提供する。例えば、AI通訳による言語の垣根を超えたコミュニケーション、AIアドバイザがゲームの攻略法を教えることで、今まで難易度によりプレイを断念していたユーザをサポートし継続率の向上につながる、といった活用方法も可能になる。

 
■観客やサポーターとのコミュニケーションでコミュニティを拡大し収益に貢献
ゲームプレーヤー同士での コミュニケーションだけでなく、観客やサポーターとのコミュニケーションも可能になる。この機能によって、ゲームのコミュニティを拡大することが可能になり、ユーザ数の拡大による収益向上を見込める。異なるアプリ同士でチャットグループを設定し、連動型イベントを盛り上げることができる仕組みも構築可能になる予定。

 
■自動運転時代の車間コミュニケーションやライブなど様々な分野へ展開
将来的にはゲームでの利用に限らず、様々な分野へ展開予定。自動運転中に複数台の車をつなぎ、「カラオケバトル」を行うことや、コンサート会場の臨場感が伝わるオンラインライブが実現できる。人と人とのつながりを活性化する本製品を、車載やライブイベントなど、エンタメ発の技術を全方位に展開していく。

株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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