【決算カレンダー】ゲーム関連企業の22年3～5月決算発表が来週にかけて発表に…発表集中日は15日　ワンダープラネットとケイブは14日に発表

ゲーム・ネット関連企業の2022年3～5月決算が今週から来週にかけて発表される。日程的な集中日は来週15日で、この日はブロッコリー<2706>やサイバーステップ<3810>、エディア<3935>などが発表を予定している。

また、そのほかの主なところでは、トーセ<4728>が7日、ケイブ<3760>とワンダープラネット<4199>が13日などとなっている。

ワンダープラネットは、第2四半期決算では既存タイトルの売上高が想定を下回った一方で、新作『アリスフィクション』の開発進行で開発費が増加し、赤字転落となった。続く第3四半期決算もこうした傾向が続く見通しだが、6月3日より事前登録を開始した『アリスフィクション』の全世界での事前登録者数が60万人を突破するなど好調な推移となっており、第4四半期でのばん回というシナリオを描けるのかどうか、その展望をあたらめて確認したいところだ。

また、ブロッコリーは、前期は「うたの☆プリンスさまっ♪」関連とTCG「Z/X（ゼクス）」が前年並みに回復したものの、物販イベント向け在庫の消化見込などを慎重に見直したことなどで利益率が低下していた。続く今期は、10年ぶりとなる完全新作TCG「Vividz（ビビッヅ）」を8月に発売する予定で、これを収益拡大につなげていくことが同社の大きな課題となってくる。発表される第1四半期決算はその準備の時期となるが、攻勢に向けた手応えなどをじっくりと見極めたい。