サイバーエージェント、第3四半期(4-6月)のゲーム事業は「フィーバー状態」の反動で大幅減収減益 『ウマ娘』は10年タイトルに育てたい 新作『FFVII』『呪術廻戦』『東リベ』に期待
サイバーエージェント<4751>は、この日(7月27日)、第3四半期(22年4月~22年6月)のゲーム事業の業績について、売上高が前年同期比で50.0%減の462億円、営業利益が同77.6%減の98億円と大幅な減収・減益となったことを明らかにした。決算説明会に臨んだ藤田晋社長によると、これについては「想定線だった」だという。
藤田社長は、減収減益について、『ウマ娘 プリティダービー』が前年同期は(リリース後翌四半期の)「フィーバー状態」だったことによる反動減に加え、前四半期に『ウマ娘』以外の複数の主力タイトルで周年イベントを行っていた反動が出たとの見方を示した。
現在、『ウマ娘』については、(目先の収益を追求するより)「10年タイトル」に育てていくための取り組みを行っているとのこと。直近では、韓国と繁体字圏でのリリース、そして新作アニメの制作・放送決定など、「しっかりと展開ができている」とコメントした。
なお、新作では『呪術廻戦 ファントムパレード』(サムザップ)や『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』(アプリボット)、『東京リベンジャーズ ぱずりべ! 全国制覇への道』(GOODROID)の開発を進めており、このなかから「新しいヒットが生まれることを期待したい」と述べた。『呪術廻戦 ファントムパレード』と『東京リベンジャーズ ぱずりべ! 全国制覇への道』は年内リリース予定だ。
ちなみに、『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』については、これまでは2022年内リリースとしていたが、年内クローズドβテストに変更となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751