イー・ガーディアン<6050>は、8月2日、2023年9月期 第3四半期累計(21年9月~22年6月)の連結決算を発表し、売上高87億円(前年同期比20.7%増)、営業利益17億5000万円(同26.6%増)、経常利益17億9400万円(同24.6%増)、最終利益13億4300万円(同64.6%増)だった。主力のソーシャルサポートの売上が伸びた。
・売上高:87億円(同20.7%増)
・営業利益:17億5000万円(同26.6%増)
・経常利益:17億9400万円(同24.6%増)
・最終利益:13億4300万円(同64.6%増)
① ソーシャルサポート
売上高は49億7500万円(同32.1%増)となった。ソーシャルサポートは、ソーシャルWebサービス等の様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポート及び風評調査等を提供している。新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの増加や外出自粛によって、インターネットサービスは需要が増えたもの、減少したもの等大小様々な影響が出ている。その中で、メタバースプロダクト研究開発及び導入支援を手掛けるスタートアップMetafrontierと連携を開始し、メタバース・NFT事業の支援を強化した。
② ゲームサポート
売上高は15億7200万円(同3.6%減)となった。ゲームサポートは、ソーシャルゲームを対象に、主にカスタマーサポート及び風評調査等を提供している。海外案件獲得を目的に、プロモーションに特化したURAWAZAと提携し、国内ゲーム会社の海外進出及び海外ゲーム会社の日本進出をサポートする体制を整備した。
③ アド・プロセス
売上高は10億2700万円(同21.9%増)となった。アド・プロセスは、インターネット広告審査業務及び運用代行業務を提供している。CARTA HOLDINGSとの合弁会社であるビズテーラー・パートナーズとの連携を強化し、新規顧客開拓に注力した。
④ サイバーセキュリティ
売上高は4億9300万円(同4.3%増)となった。サイバーセキュリティは、主にWAF、脆弱性診断及びSOCサービスを提供している。100万サイトを超える導入実績がある国内利用サイト数1位のソフトウェア型WAFのホスティング・クラウド事業者向け月額ライセンスの累計契約数が1,000件を突破した。
⑤ その他
売上高は6億3200万円(同27.6%増)となった。その他は、主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供している。EGテスティングサービスが、2021年12月に開設した八王子テストセンターを中心に、多面的機能テストの需要への対応を進めてきた。
■2022年9月通期の業績見通し
2022年9月通期の業績は、売上高110億1200万円(前期比10.9%増)、営業利益21億7000万円(同10.2%増)、経常利益22億0700万円(同8.2%増)、最終利益13億6000万円(同25.1%増)、EPS135.54円を見込む。
・売上高:110億1200万円(同10.9%増)
・営業利益:21億7000万円(同10.2%増)
・経常利益:22億0700万円(同8.2%増)
・最終利益:13億6000万円(同25.1%増)
・EPS:135.54円
計画に対する進捗率は、売上高79.0%、営業利益80.6%、経常利益81.3%、最終利益98.8%となっている。
・売上高:79.0%
・営業利益:80.6%
・経常利益:81.3%
・最終利益:98.8%
会社情報
- 会社名
- イー・ガーディアン株式会社
- 設立
- 1998年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 高谷 康久
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高117億5200万円、営業利益22億7200万円、経常利益23億1400万円、最終利益16億8900万円(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6050