GMO、6月中間決算は営業利益37%増の309億円 ネットインフラや金融、VB投資、広告が好調 前年63億円の黒字計上した暗号資産が赤字転落

GMOインターネット<9449>は、本日(8月8日)、2022年12月期 第2四半期累計(22年1月~22年6月)の連結決算を発表し、売上高1255億5600万円(前年同期比4.2%増)、営業利益309億4100万円(同36.8%増)、経常利益334億8200万円(同41.8%増)、最終利益155億0500万円(同59.8%増)と増収増益を達成した。収益認識に関する会計基準の適用で、売上高158億9500万円、営業利益が3000万円減ったものの、単純比較でも増収増益となった。

・売上高:1255億5600万円(同4.2%増)
・営業利益:309億4100万円(同36.8%増)
・経常利益:334億8200万円(同41.8%増)
・最終利益:155億0500万円(同59.8%増)

暗号資産事業が暗号資産取引が活況であった前年同期と比較すると、ボラティリティの低下により暗号資産事業の売買代金が大幅に減少したことなどにより低調に推移し、63億円の黒字から2億円の赤字となったものの、それ以外の主力事業が堅調だった。

主力のインターネットインフラ事業は、決済事業・セキュリティ事業を中心に堅調に推移したほか、インターネット広告・メディア事業は、経済再開の動きが見られ、一部の業種の顧客取引が好調に推移したことに加え、自社メディアが好調に推移した。

また、インターネット金融事業は、外貨ex byGMOを連結子会社化したことにより店頭FXの取引高は拡大したものの、ドル円相場の一方向の円安進行が続き、収益性の観点からは厳しい事業環境となった一方、CFDはコモディティ市場のボラティリティ上昇が追い風となって好調に推移した。インキュベーション事業は、保有する投資有価証券の一部売却があった。

セグメント別の成績は以下のとおり。

■インターネットインフラ事業
・売上高:714億2500万円(同4.2%増)
・営業利益:118億6900万円(同22.6%増)

■インターネット広告・メディア事業
・売上高:164億0500万円(同37.9%減)
・営業利益:14億7400万円(同37.6%増)

■インターネット金融事業
・売上高:211億6000万円(同39.7%増)
・営業利益:66億2600万円(同26.6%増)

■暗号資産事業
・売上高:33億5700万円(同73.3%減)
・営業損失:2億3800万円(前年同期は63億6900万円の利益)

■インキュベーション事業
・売上高:133億9200万円(同1391.3%増)
・営業利益:104億1400万円(同1958.1%増)

■その他
・売上高:17億円(同124.6%増)
・営業損失:9300万円(同1億8500万円の損失)


■2022年12月通期の業績見通し
2022年12月通期の業績見通しは非開示。「インターネット金融事業」「暗号資産事業」「インキュベーション事業」は、経済情勢や金融市場、暗号資産など市場環境の影響を受けることから、業績予想を行うことが困難であるため、としている。

GMOインターネットグループ株式会社
http://www.gmo.jp/

会社情報

会社名
GMOインターネットグループ株式会社
設立
1991年5月
代表者
代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
決算期
12月
直近業績
売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9449
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