バンダイナムコHD、3Q(4~12月)決算は売上高4%増、営業益12%減 トイホビー事業の好調続く リピートタイトルの販売減で利益率は低下 通期は一転増益予想に
バンダイナムコホールディングス<7832>は、2月5日、2026年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、トイホビー事業が各カテゴリーにおいて好調に推移したことにより収益が伸長したことなどにより、増収となった。
なお、減益となっているのは、家庭用ゲームでリピートタイトルの販売本数が減少するなど、前年同期とのタイトル編成の違いが業績に影響したためとなる。
■第3四半期決算実績
売上高1兆22億4300万円(前年同期比4.9%増)
営業利益1573億9500万円(同12.2%減)
経常利益1664億8400万円(同10.2%減)
最終利益1150億4400万円(同10.6%減)
■主なセグメントごとの状況
①トイホビー事業 売上高5036億5800万円(前年同期比8.5%増)、セグメント利益1035億7700万円(同6.1%増)
関税の影響を一部受けたものの、国内外における展開カテゴリーや商品ラインアップの拡大、リアルイベントや店舗によるタッチポイントの拡大、生産体制や流通の強化などをはかったことにより、好調に推移した。
具体的には、ガンプラ(ガンダムシリーズのプラモデル)やコレクターズフィギュア、一番くじ(キャラクターくじ)などのハイターゲット(大人)層向けの商品が、販売・マーケティングや商品ラインアップの強化により好調に推移した。
また、トレーディングカードゲームなどのカード商材、ガシャポン(カプセルトイ)、菓子・食品などが商品ラインアップやターゲット層、展開地域の拡大に加え、顧客とのタッチポイントの強化などにより業績に貢献した。
このほか、新商品「Tamagotchi Paradise」などの「たまごっち」関連商品が国内外で人気となったことに加え、シール商材等ステイショナリーがヒットした。
②デジタル事業 売上高3588億5300万円(同0.5%増)、セグメント利益498億8900万円(同29.3%減)
ネットワークコンテンツにおいて、新作アプリタイトル『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』が新たなファン層も獲得し好調に推移した。
また、「DRAGON BALL」シリーズや「ONE PIECE」「アイドルマスター」シリーズなどの主力アプリタイトルがユーザーに向けた継続的な施策により安定的に推移した。
家庭用ゲームでは、新作タイトル『ELDEN RING NIGHTREIGN』などがワールドワイドでヒットしたほか、『たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!』や『デジモンストーリー タイムストレンジャー』が、トイホビー事業との話題の相乗効果もあり人気となった。
一方、家庭用ゲーム全体ではリピートタイトルの販売本数が減少するなど、前年同期とのタイトル編成の違いが業績に影響した。
デジタル事業では引き続きクオリティを重視したファンの期待に応えるタイトル開発を目指し、バランスの取れた最適なタイトルポートフォリオの構築に取り組んでいく。
③映像音楽事業(旧IPプロデュース事業) 売上高636億2400万円(同4.3%増)、セグメント利益89億7100万円(同4.8%減)
ガンダムシリーズの新作映像作品「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」が既存ファンに加え新たなファン層を獲得し人気となり、劇場興行収入、グローバルでの映像配信や商品・サービスのライセンス展開が業績に貢献した。
また、既存のガンダムシリーズや「ブルーロック」「ワンパンマン」などのグローバル展開や映像配信などが安定的に推移しました。
映像音楽事業全体の利益においては、複数の劇場公開作品のヒットによる劇場興行収入が業績に大きく貢献した前年同期には及ばなかった。
④アミューズメント事業 売上高1117億4000万円(同6.7%増)、セグメント利益79億4600万円(同2.4%減)
国内アミューズメント施設の既存店売上高が前年同期比で106.7%となった。特に、「バンダイナムコ Cross Store」や「ガシャポンのデパート」、IPの体験型ショップのようなグループの商品・サービスと連携したバンダイナムコならではの施設、アクティビティ施設などが好調に推移した。
業務用ゲームの販売では、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 インフィニットブースト』の販売が好調に推移した。
アミューズメント事業においては、グループの商品・サービスの認知を拡大するためのファンとのタッチポイントの役割をさらに強化していく。
■通期業績予想を再度上方修正
2026年3月期通期の連結業績予想については、第2四半期決算の発表時に続いて再度上方修正を実施しており、以下のとおり。
今回の上方修正により、従来の増収減益予想から増収増益予想に転じた形になる。
売上高1兆2500億円→1兆3000億円(増減率4.0%増、前期比4.7%増)
営業利益1650億円→1810億円(同9.7%増、同0.4%増)
経常利益1720億円→1900億円(同10.5%増、同1.9%増)
最終利益1200億円→1300億円(同8.3%増、同0.5%増)
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆2415億1300万円、営業利益1802億2900万円、経常利益1864億7000万円、最終利益1293億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832




