ギークス<7060>は、8月9日、2023年3月期 第1四半期(22年4月~22年6月)の連結決算を発表し、売上高10億2600万円(前年同期比4.8%減)、営業損失1億1900万円(前年同期は5100万円の利益)、経常損失1億1800万円(同5400万円の利益)、最終損失9600万円(同2800万円の利益)だった。
・売上高:10億2600万円(同4.8%減)
・営業損失:1億1900万円(同5100万円の利益)
・経常損失:1億1800万円(同5400万円の利益)
・最終損失:9600万円(同2800万円の利益
同社では、主力のIT人材事業が売上・利益ともに20%超の成長を達成したものの、ゲーム事業では当初より下期偏重の予算だったが、運営スタート予定のタイトルがずれ込んだため、としている。
<IT人材事業>
売上高は5億1600万円(同24.0%増)、セグメント利益は2億7700万円(同22.6%増)となった。企業側からの需要が引き続き高い中、リモートワークによる首都圏と地方とのマッチングが増加し、とりわけ地方拠点における稼働者数が堅調に推移した。前の期より継続して行っている企業向け広告投資の効果もあり、新規取引企業数も着実に伸長している。
<ゲーム事業>
売上高は4億4200万円(同24.2%減)、セグメント損失は2億4600万円(前年同期はセグメント損失6900万円)となった。バンダイナムコオンラインが配信する「アイドリッシュセブン」やバンダイナムコエンターテインメントが配信する「僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT」等の6本のタイトルの運営と、4本のタイトルの新規開発を行っている。第1四半期において、一部タイトルの運営スタート時期のリスケジュールを行った。フリーランスを活用し、開発状況に合わせた適切なリソースコントロールに注力している。
<Seed Tech事業>
売上高は2500万円(同23.7%減)、セグメント損失は3600万円(前期はセグメント利益300万円)となった。第1四半期より、法人向けSaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」のサービス提供を開始し、また、新型コロナウイルス感染症の影響で一時休止としていたフィリピンセブ島へのIT留学事業もリニューアルし再開した。新サービスの「ソダテク」とオフショア開発受託事業と合わせて、IT人材の育成を軸にした事業展開を行っている。
<x-Tech事業>
売上高は4300万円(同0.9%増)、セグメント利益は1200万円(同6.5%増)となった。最先端の技術や手法を活用し、「テクノロジー×データ」で、ビジネスモデル変革のテクノロジーパートナーを目指し、ゴルフ等のスポーツ領域を中心としたデジタルマーケティング支援やD2C支援を行っている。
■2023年3月通期の業績見通し
2023年3月通期の業績は、売上高58億円(前期比7.6%増)、営業利益8億円(同29.4%減)、経常利益8億円(同29.6%減)、最終利益4億8000万円(同31.9%減)、EPS45.61円を見込む。
・売上高:58億円(同7.6%増)
・営業利益:8億円(同29.4%減)
・経常利益:8億円(同29.6%減)
・最終利益:4億8000万円(同31.9%減)
・EPS:45.61円
会社情報
- 会社名
- ギークス株式会社
- 設立
- 2007年8月
- 代表者
- 代表取締役CEO 曽根原 稔人
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7060