ゲームエイジ総研、『ブルアカ』と『グラブル』における「水着イベント」の効果を調査 両タイトルともにメインユーザー層を多く獲得

ゲームエイジ総研は、夏場に多くのスマホゲームで実施された「水着イベント」の総括として、若年層男性ユーザーの多い『ブルーアーカイブ』と、若年層の男女が多い『グランブルーファンタジー』における調査結果を発表した。同社では、同社が運用しているマーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」を活用してデータをまとめたもので、両タイトルともにアクティブユーザー数の増加という効果がみられたという。


<以下、プレスリリースより>


■『ブルーアーカイブ』は2度目の水着イベントでより多くのユーザーを獲得

はじめに『ブルーアーカイブ』を見ていきます。

『ブルーアーカイブ』は6月にも水着イベント「アビドスリゾート復旧対策委員会」を行っており、 20代男性ユーザーが大きく増加しました。 2度目の水着イベントではどのようなユーザーの変化があったのでしょうか。

まずはイベント開始前である6月6週~7月11週の『ブルーアーカイブ』のユーザー構成を見ていきます。 『ブルーアーカイブ』は男性ユーザーの割合が非常に高く、 全体の9割以上が男性ユーザーとなっています。 また、 その中でも全体の半数以上が20代男性となっており、 20代男性を中心に、 10~30代男性がメインユーザー層となっていることがわかります。 【グラフ1.】

 

それでは、 水着イベントでユーザー数はどのように推移したのでしょうか。 今回の水着イベント「出張!百夜堂海の家FC計画」は『ブルーアーカイブ』の1.5周年記念イベントも兼ねており、 水着限定キャラクターの実装や、 100連分の無料ガチャといったイベントもあわせて開催されました。 実装されたのは既存の人気キャラクターの水着バージョンで、 その結果メインユーザー層である10~30代の男性のユーザー数はイベント前と比較して、 2倍近くに増加しました。 特に20代男性は無料ガチャが開始された7月25週に大きく伸びており、 週間アクティブユーザー数が20万人を突破しています。 【グラフ2.】

 

前回のイベント期間である6月20週と比較すると、 今回のイベントではさらに大きくユーザー数を伸ばしていることがわかります。 1.5周年に合わせた水着イベントだけでなく、 その他、 100連分の無料ガチャやゲーム内アイテムの配布など、 施策との総合的な効果として表れた結果といえるでしょう。


■『グランブルーファンタジー』は男女共にユーザーが増加

次に『グランブルーファンタジー』を見ていきます。

『グランブルーファンタジー』は2022年夏に、 男女総勢10名以上の水着キャラクターが実装されました。 実装されたキャラクターの多くは、 本作の男女人気キャラクターの水着バージョンです。

週間のアクティブユーザーを見ると、 水着キャラクターが実装された7月25週からユーザー数が増加しています。 特に20代の男女が増加しており、 女性に関しては、 元々2番目にユーザー数の多かった30代男性のユーザー数を一時的に上回っています。 『グランブルーファンタジー』は女性キャラクターの方が多く登場しますが、 男性キャラクターも少なくなく、 今回のイベントでは人気が高い男性キャラクターの水着バージョンが実装されたこともあり、 男女共にユーザー数が増加していました。

また、 8月1週には多数の最新情報が公開された「グラブルEXTRAフェス2022」が開催されたことも重なり、 20代男女のアクティブユーザー数は7月18週の約1.5倍まで増加しています。 【グラフ3.】

 

今回は水着キャラクターが実装された2つのゲームを見てきましたが、 それぞれのゲームのメインユーザー層にリーチするようにキャラクターの実装が行われ、 その結果、 どちらもメインユーザー層のアクティブユーザー数が増加しています。 自社のゲームを遊んでいるユーザーがどのような層なのか、 そしてその層はどのような施策を打つことで喜んでくれるのか、 それを理解することは非常に重要であることがわかります。 今回のイベント分析の結果は、 両アプリともメインユーザー層に対して明確にリーチすることのできた好事例と言うことができるでしょう。

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