LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLINE Xenesisは、9月28日、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」で、NFT無料配布機能(エアドロップ)を10月より提供開始すると発表した。
不特定多数のユーザーへNFTを配布することにより、企業やコンテンツホルダーは、自社NFTを知ってもらうだけではなく、NFTを入り口としたユーザーへの自社サービスの認知や興味・関心の向上を期待しているという。
NFT無料配布機能(エアドロップ)とは
エアドロップ(Airdrop)とは、NFTを無料で配布する機能を指し、NFTをユーザーにプレゼントするという意味から「Giveaway(ギブアウェイ)」とも呼ばれている。
海外のNFT市場では、NFT潜在層ユーザーへのアプローチや新規ユーザーの呼び込みを目的に、NFTマーケティングに多く利用されている。
LINE NFTにおけるNFT無料配布機能の特徴
1)ブロックチェーンに関する開発知識が無くても簡単に利用可能
これまで、企業やコンテンツホルダーがLINE Blockchain基盤のNFT無料配布機能を開発するには、LINEのブロックチェーンサービス開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」※を活用する必要があったものの、今回のNFT無料配布機能の導入により、企業やコンテンツホルダーは、開発工程を踏まずして簡単にユーザーへNFTを配布することが可能。
2)ユーザーは簡単かつ手軽にNFTの受取が可能
ユーザーは、エアドロップNFT受取用のQRコードを読み取った後、国内約9,200万人が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」から手軽に始められる「LINE NFT」のアカウントから簡単に受取ることができる。受け取ったNFTは、デジタルアセット管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet 」において保管・管理が可能。
3)各種イベントやキャンペーンにおいて多数のユーザーへのNFT配布が可能
例えば、ライブやコンサートなどのイベント来場者へのNFT配布やSNSを用いた各種キャンペーンなどでのNFT配布など、企業やコンテンツホルダーとユーザーとの接点を創出するマーケティングツールとして活用が可能。
※「LINE Blockchain」を基盤にブロックチェーンサービスを簡単かつ効率的に構築することができる開発プラットフォーム。既存のサービスに手軽にブロックチェーン技術を導入できる。また独自のトークンエコノミーを構築することも可能。
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ