ゲームエイジ総研、大ヒット映画「ONE PIEC FILM RED」コラボ効果を検証 『トレジャークルーズ』と『バウンティラッシュ』で若年ユーザー拡大継続
ゲームエイジ総研は、8月6日から公開されている映画「ONE PIECE FILM RED」とコラボ効果を検証するレポートを公開した。「ONE PIECE FILM RED」は公開から58日で、 興行収入が162億円を突破し、 9週連続で週末興行ランキング1位を獲得するなど大ヒットしているが、映画公開を記念して『荒野行動』『ONE PIECE トレジャークルーズ』『ONE PIECE バウンティラッシュ』『モンスターストライク』『パズル&ドラゴンズ』『グランブルーファンタジー』とのコラボを行った。
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<以下、プレスリリースより>
■『荒野行動』は10代男性が増加
映画「ONE PIECE FILM RED」の公開前である7月8日から7月17日に行われた『荒野行動』とのコラボでは、 10代男性が2万人近く増加しています。 しかしそれ以外のユーザーは20代男性が若干増加したものの、 大きな変化は見られません。 元々10代男性に人気の高いアプリゲームのため、 増加したのも10代男性主体であったと考えられます。 【グラフ1.】
■「ONE PIECE」アプリはどちらも大規模にユーザーを拡大
次に「ONE PIECE」のモバイルゲームである『ONE PIECE トレジャークルーズ』と『ONE PIECE バウンティラッシュ』を見ていきます。映画が公開された8月1日週から『ONE PIECE トレジャークルーズ』、 『ONE PIECE バウンティラッシュ』ともにユーザーが増加しています。 これはどちらのゲームも映画公開当日の8月6日からキャラクターの実装などを行っていたことが要因でしょう。 増加しているのはこちらも10代男性が中心ですが、 『ONE PIECE トレジャークルーズ』に関しては、 もともと20代男性が多かったこともあり、 20代男性も大きく増加しています。 【グラフ2.】【グラフ3.】
■『モンスターストライク』『パズル&ドラゴンズ』は10~20代男性を獲得
次に『モンスターストライク』を見ていきます。 映画「ONE PIECE FILM RED」が公開されて2週間後の8月20日から「ONE PIECE FILM RED」とのコラボイベントが開始されました。 8月13日からイベント事前キャンペーンを行ったタイミングでユーザーが増加しています。 10~20代の男性を中心に増加しており、 8月1日週と8月15日週を比べると、 10~20代男性だけで40万人近くユーザーが増加しています。 【グラフ4.】
『パズル&ドラゴンズ』は映画「ONE PIECE FILM RED」公開されて約1か月後の9月1日からコラボイベントを開始しており、 8月29日週から10~20代男性を中心にユーザー数が増加。 しかし、 今まで見てきた4つのモバイルゲームと比べると、 明らかに増加期間が短くなっています。 【グラフ5.】
■『グランブルーファンタジー』はほぼ増加なし
最後にコラボの第6弾である『グランブルーファンタジー』では映画「ONE PIECE FILM RED」の公開1か月半後の9月14日よりイベントが開始されましたが、 他タイトルほど増加はみられず、 8月の頭に行われていた水着イベントのほうがユーザーを集めていました。 【グラフ6.】
今回は「ONE PIEC FILM RED」とコラボを行った6つのアプリを見ていきましたが、 「ONE PIECE」のモバイルゲームである『ONE PIECE トレジャークルーズ』と『ONE PIECE バウンティラッシュ』の2つのアプリでは、 増加したユーザー数を保ち続けていることがわかります。 一方で、 他のコラボタイトルは全体的に10代男性の増加が目立ちましたが、 映画の公開日から日数を経過するほど、 コラボイベントによるユーザーの増加数が鈍くなることがわかりました。 これらの事例から、 コラボを行うタイミングが非常に重要であることがわかります。
今でも映画「ONE PIECE FILM RED」は来場者数を伸ばし続けています。 また、 コミック「ONE PIECE」では現在最終章に入っており、 日本を代表するIPとしてさらなる盛り上がりを見せることが予想されます。
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- ゲームエイジ総研