
ドリコム<3793>は、7月29日、2026年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。今回はその決算説明資料の中から現在業績のけん引役となっている『Wizardry Variants Daphne』(以下『ウィズダフネ』)の状況を見てみたい。
『ウィズダフネ』は、第1四半期においては、0.5周年イベントなどでコンテンツ追加を継続して実施しており、期中の売上高は23億円と全体売上高44億円の半分強を占める形になった。前四半期比(QonQ)では減収となるものの、初速の勢いをある程度継続した推移となっていると言えそうだ。
同社は、『ウィズダフネ』について、第2四半期以降も10月の1周年に向けた積極的なプロモーションの実施や、グローバル展開の強化などに取り組むとしている。
なお、6月にはWANDA CINEMAS GAMESと中国⼤陸版の配信に向けた取り組みを開始することを発表しているが、ローカライズや版号取得などの対応に期間を要するため、配信に向けたスケジュールは今後あらためて発表する予定だという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高126億5500万円、営業利益1億1200万円、経常利益5300万円、最終損益10億3500万円の赤字(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793