サイバーエージェント、デジタルサイネージに配信する動画クリエイティブの制作・運用を行うオペレーション拠点を札幌に設立

サイバーエージェント<4751>は、10月13日、インターネット広告事業において、小売事業者のリテールメディア広告の運用強化を目的に、デジタルサイネージに配信する動画クリエイティブの制作・運用を行うオペレーション拠点を札幌に設立したことを発表した。

今回設立した「札幌クリエイティブセンター」は、連結子会社のシーエー・アドバンスの札幌支社として活動し、新たに50名の動画エディターの採用を開始する。

＜札幌クリエイティブセンター設立の経緯＞
近年、小売業界において、デジタルサイネージをはじめEC上の購買データ、アプリ上での商品閲覧履歴等を活用した広告事業など、DXによる新たな事業創出に注目が集まっている。販売促進や商品認知を目的に小売店舗のサイネージやアプリを活用する「店舗のメディア化」は急速に進んでおり、今後、リテールメディア市場のさらなる拡大が見込まれている。

同社はこれまで、リテールメディアの展開をはじめ小売業界のDX化を支援してきたが、これらの広告効果を最大化するためには、従来のインターネット広告と同様、効果指標の設定および計測・データ分析・運用を行うことが重要となる。中でも、サイネージに配信するクリエイティブは、大量のパターンを用意するとともに、検証結果を元に素早い改善を行うことが必要とされている。

このような背景のもと、同社はサイネージに配信する広告クリエイティブの制作・運用拠点として札幌オフィスを設立した。これによってさらなる制作体制の強化を図り、小売事業者のリーテルメディア事業の最大化を目指すことになる。

同社は今後も、小売業界におけるDXを推進し、小売店舗における販促オペレーション業務の効率化および「店舗のメディア化」による収益最大化、新しい顧客体験と実店舗の価値創造に貢献していくとしている。

＜札幌クリエイティブセンター 概要＞
所在地：札幌市中央区南2条西2丁目10番地1 札幌22スクエア
設立：2022年12月上旬（予定）
代表者：工藤 駿一
事業内容：デジタルサイネージ向け動画広告の制作