【ゲーム株概況(10/13)】決算発表を控えたブロッコリーとエディアが高い ワンダープラネットが赤字決算嫌気し20%下落と急落

10月13日の東京株式市場では、日経平均株価は4日続落。前日比159円41銭安の2万6237円42銭でこの日の取引を終えた。米国の金融引締とともに、景気後退への懸念からさえない動きが続いた。本日発表される米国の消費者物価指数(CPI)に注目が集まっており、その後は模様眺めムードが広がった。CPIが高水準であれば、金融引締の動きが強まるとの見方が出ているという。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、明日(10月14日)に決算発表を控えたブロッコリー<2706>とエディア<3935>、テンダ<4198>に先回り買いが入ったものの、ほぼ全面安商状だった。昨日決算発表を行ったケイブ<3760>も朝方は買われたものの、売買一巡後より売り物に押され、後場に入るとマイナス圏でもみあった。

他方、ワンダープラネット<9421>が大幅安。2022年8月通期の連結決算で、営業損失12億7200万円(前の期は2億6000万円の利益)と赤字転落となった。「アリスフィクション」が想定を下回る売上だったことに加え、大型の広告投資も負担になったとしている。最終損失が大きくなっているが、繰延税金資産を一部取崩し、法人税等調整額を5億9100万円計上したため。

上方修正を受けて買われていたシリコンスタジオ<3907>も大幅続落。

このほか、全体的に下がったため、その影響は見極めづらいが、レーティングや目標株価の変更も観測された。まず、バンダイナムコホールディングス<7832>が売られた。CLSA証券が同社株のレーティングを「Buy」から「アウトパフォーム」に引き下げたとの観測がでている。目標株価は1万1500円で変わらず。

また、ソニーグループ<6758>については、東海東京証券がレーティング「アウトパフォーム」の継続としつつ、目標株価を1万8000円から1万2000円に引き下げたとの観測もでている。

 

株式会社ブロッコリー
http://www.broccoli.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ブロッコリー
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 鈴木 恵喜
決算期
2月
直近業績
売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2706
企業データを見る
株式会社エディア
http://www.edia.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エディア
設立
1999年4月
代表者
代表取締役社長 賀島 義成
決算期
2月
直近業績
売上高24億9400万円、営業利益1億2300万円、経常利益1億1300万円、最終利益1億800万円(2022年2月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3935
企業データを見る
ワンダープラネット株式会社
http://wonderpla.net/

会社情報

会社名
ワンダープラネット株式会社
設立
2012年9月
代表者
代表取締役社長CEO 常川 友樹
決算期
8月
直近業績
売上高34億6400万円、営業利益4900万円、経常利益2800万円、最終損益2億3600万円の赤字(2023年8月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4199
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