被ったもようRiot Games、Wargaming Sydneyを買収 Riot Sydneyとして再スタート、『VALORANT』などのオンライン技術強化を狙う


Riot Gamesは、10月18日、開発スタジオWargaming Sydneyを買収したと発表した。具体的な金額などは明らかにしていない。今回の買収に伴い、 Wargaming Sydneyの社名はRiot Sydneyに変更となる。

Riot Sydneyは、 その豊富な専門知識を活用し、 『リーグ・オブ・レジェンド』や『VALORANT』をはじめとするライアットの技術チームを補強することになる。

具体的には特に同社のゲームエンジンBigWorld Technologyは30以上のMMOタイトルやオンラインゲームで採用されており、 また「単一MMOサーバーでの最多同時接続者数」のギネス世界記録に認定されている。オンラインでの強化が目的と見られる。

同スタジオは業界のベテラン、 そしてライアットの開発スタジオ部門代表であるMolly Mason-Boule氏が率いる開発スタジオ部門の一員として、 今後活躍していくことになるという。

Molly氏の指揮の下、 ライアットは国際的な開発力を高める取り組みを行っており、 長い期間をかけてオーストラリアのゲーム産業を発展させると共に、 今回のように経験豊富なスタジオで働く優秀な人材を迎えていく予定。

Wargaming Sydneyについて
国際的な大手開発スタジオであるWargaming Sydneyは、 ライブサービスゲームとネットワーク技術のエキスパートとして知られ、 これまでその専門知識を活かし、 Wargaming製品の革新的な機能の開発をサポートしてきた。

次世代のゲーム開発ツールやサービス、 世界的人気を誇るゲーム、 また複数のR&Dプロジェクトを手掛けてきた経験を持ち、 新たなゲーム機能やアドオン、 コンソールポートのプロトタイプも制作した。

また同スタジオは、 『World of Tanks』や『World of Warships』をはじめ、 様々なゲーム機およびPC向けタイトルの制作に携わっている。

これまで手掛けたゲームエンジン「BigWorld Technology」は複数の業界賞を受賞しており、 2012年にWargamingの傘下に加わるきっかけとなった。

それ以前に、 BigWorld Technologyは30以上のMMOタイトルやオンラインゲームで採用されており、 また「単一MMOサーバーでの最多同時接続者数」のギネス世界記録に認定されている。

なお、 BigWorld Technologyの所有権は今後もWargamingにあり、 同社の製品に利用されていく。

今回の買収は、 BigworldがWargamingの傘下に加わり、 同社の世界的人気を誇るタイトルの制作に携わるようになってから、 10年目にあたるタイミングで行われる。

同スタジオは、 オーストラリアで25年を越えるゲーム開発経験があり、 この地域そして業界において、 トップレベルの先進性を持つチームであることが今回証明された。

また、 同スタジオの開発スタッフは全員Riot Sydneyに加わることになり、 現在のパブリッシングチームはWargamingの一員として今後も活動していく。

ライアットゲームズ共同創業者 ゲーム部門プレジデント Marc Merrill コメント
「才能豊かな開発者たちやチームをライアットに迎えられることを本当に嬉しく思います。 過去にライアットは、 このシドニーチームのメンバーと仕事をしたことがあるのですが、 一緒に働いたライアターたちは、 彼らが何年もかけて築き上げた技術、 そして何より、 その技術を手掛けてきたメンバーたちに、 強い信頼を寄せています。 Naresh Hiraniそしてこのスタジオの開発チームが持つ長年の経験は、 プレイヤーの皆さんに価値あるものをお届けしていく上で、 ライアットには欠かせないものです。 彼らと協力して仕事をするのが今から本当に楽しみです。 」

Riot Sydney 開発部門代表、 Naresh Hirani コメント
「Wargamingの一員として過ごした10年間は、 私たちにとって素晴らしい旅路であり、 この経験はスタジオの成長と発展に大きく貢献しました。 ライアットの皆さんと仕事をした際、 企業文化とメンバーの価値観がマッチしていることに、 とても感銘を受けました。 私たちが築いてきた国際的な開発技術をライアットのチームで活かせることをとても楽しみにしています。 これは私個人としてだけでなく、 チームのメンバー全員が、 ライアットの一員としてプレイヤーの皆さんに素晴らしい体験をお届けしていけることを嬉しく思っています。 」