モバイルファクトリー、第3四半期(1~9月)は売上高9.5%増 新型コロナの状況改善でモバイルゲームが回復傾向に 『アワメモ!』でP2E施策のOBTを実施
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モバイルファクトリー<3912>は、10月21日、2022年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、第1四半期期間(1~3月)に投下した広告宣伝費の影響で増収減益となったが、モバイルゲームが新型コロナの状況の改善により前年同期比で大幅に回復したこともあり、減益率が大きく縮小した。
売上高22億2600万円(前年同期比9.5%増)
営業利益5億5700万円(同0.8%減)
経常利益5億5700万円(同1.1%減)
最終利益3億6900万円(同4.8%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①モバイルゲーム事業 売上高19億4600万円(前年同期比13.7%増)、セグメント利益6億5700万円(同30.2%増)
位置情報連動型ゲームである『駅メモ!(ステーションメモリーズ!)』および『アワメモ!(駅メモ! Our Rails)』において、コロナ禍の影響が続くなか、感染症の動向や社会情勢を注視しつつ、地方公共団体との協業による地方創生および他社IPとのコラボイベントを実施するなど、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を行った。また、『アワメモ!』において、2周年記念施策を行ったほか、2022年7月から9月までゲームを遊びながらおこづかい稼ぎができる、Play to Earnの施策として「おでかけポイント」のオープンβテスト実施した。
②コンテンツ事業 売上高2億7700万円(同14.0%減)、セグメント利益1億7200万円(同5.4%減)
プラットフォームであるキャリア各社の方針変更により、2021年3月にフィーチャーフォン向けサービスが終了しており、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数は緩やかに減少した。③ブロックチェーン事業 売上高300万円(同492.0%増)、セグメント損益2億7200万円の赤字
QYSコインの上場「IEO」によるQYSコイン経済圏の形成を目指すにあたり取引所選定などを行った。NFTサービス構築支援プラットフォーム「ユニキス ガレージ」を2022年2月にリリースした。また、ユニマにおいては、自社コンテンツのNFTやアートなどのNFTの販売を行った。そのほか、コンプライアンス充足のための関係各所との協議を継続しておこない、信頼性の高いサービス設計を目指して取り組んだ。
■通期予想は引き続き非開示
2022年12月期通期の連結業績見通しは非開示。主力のモバイルゲーム事業に加えてブロックチェーン事業においても、今後は大きな成長が見込まれるものの、足元では新型コロナウイルス感染症の影響の収束が見通せない中で、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912