【ゲーム株概況(11/4)】『カゲマス』の海外展開発表のAimingが大幅続伸 子会社のNFT関連の材料でオルトプラスは大幅反発 BOIは続落でS安に
11月4日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比463.65円安の2万7199.74円で取引を終えた。米FOMC(連邦公開市場委員会)開催後の会見で早期の利上げ停止が否定されたことで、金融引き締めへの警戒感が強まって米国市場が売られた流れが国内市場にも波及した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、Aiming<3911>が商いを伴って大幅続伸した。Aimingは、この日の午前中に最新作『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』を全世界165ヵ国を対象に配信すると発表したことが新たな株価の刺激材料となったようだ。
また、オルトプラス<3672>が朝方の年初来安値更新から切り返し、大幅な反発を演じた。オルトプラスは、子会社のOneSports(ワンスポーツ)がNFTを活用し、Jリーグオフィシャルライセンスを利用した「Jリーグ エールトレカ」の事前登録を開始したことが市場の関心を集めているもよう。
ほか、カヤック<3904>やサイバーステップ<3810>が買われ、OneSportsとJリーグのブロックチェーンゲームを共同開発していることからの連想でアクセルマーク<3624>も大幅反発した。
半面、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が大幅続落し、ストップ安まで売られた。BOIは、新作『メメントモリ』の2022年10月度の課金高を11月2日に発表しており、課金高の伸びが減速しているのではとの見方が市場で意識されたようだ。
決算発表関連では、2日に第2四半期決算を発表したKADOKAWA<9468>が3日ぶりに大幅反落した。KADOKAWAは、第2四半期の実績数値は好調だったものの、東京五輪汚職事件の影響で数億円規模の利益が喪失する見通しと伝えらたことがネガティブに受け止められる形となった。
そのほか、グリー<3632>やコロプラ<3668>、サイバーエージェント<4751>など主力株にさえない動きが目立った。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468