NJHD、第1四半期決算は営業損失8600万円と赤字転落 携帯ショップ苦戦、ゲーム受託開発は復調気配 ゲームスタジオとトライエースが傘下

エヌジェイホールディングス<9421>は、本日(11月11日)、第1四半期(22年1月~22年9月)の連結決算を発表し、売上高24億1500万円(前年同期比19.7%減)、営業損失8600万円(前年同期は3500万円の利益)、経常損失8900万円(同3300万円の利益)、最終損失8800万円(同1300万円の利益)だった。

・売上高:24億1500万円(同19.7%減)
・営業損失:8600万円(同3500万円の利益)
・経常損失:8900万円(同3300万円の利益)
・最終損失:8800万円(同1300万円の利益)

売上高は、ゲーム事業では、既存案件の進捗管理に注意を払うとともに、稼働率の改善を最優先に新規案件の受注に取り組んだ結果、前年同期までには至らないものの、回復傾向にある。

モバイル事業においては、来店者数の減少傾向が続くなか、新規契約の様子見や新型機種の高額化による買い替え鈍化が見られたことから、販売台数は計画を下回った。

利益面は、ゲーム事業では、開発分野については、小規模ながらも新規案件の受注により改善の傾向にある。運営サポート分野については、新規リリースタイトルに係るサポート業務の受注が順調に進んでおり、利益は安定的に推移している。

モバイル事業においては、価格面の訴求だけでなく、スマホをより便利に安心して使える提案に努めるなど、1顧客当たりの利益の増加に取り組むとともに、販売店部門においても、アフターサービスの強化や地域密着型の訴求に取り組んできたが、販売計画の下回りを補うには至らなかった。

セグメントの業績を示すと、次のとおり。


① ゲーム事業
ゲームスタジオ、トライエース、ウィットワン、ウィットワン沖縄及びテックフラッグでゲームの開発受託及び運営受託等を行っている。

売上高については、既存案件の進捗管理に注意を払うとともに、稼働率の改善を最優先に新規案件の受注に取り組んできた結果、前年同期までには至らないものの、回復傾向にある。この結果、19億5000万円と前期と比べ4億1500万円(17.5%減)の減収となった。

セグメント利益(営業利益)については、開発分野については、小規模ながらも新規案件の受注により改善の傾向にある。運営サポート分野については、新規リリースタイトル等に係るサポート業務の受注が順調に進んでおり、利益は安定的に推移している。この結果、200万円のセグメント利益(営業利益)と前年同期と比べ8700万円(97.5%減)の減益となった。


② モバイル事業
ネプロクリエイトでauショップ等のキャリアショップ及び複数の通信事業者の端末・サービスを取り扱う販売店PiPoPark(ピポパーク)を運営している。

売上高については、来店者数の減少傾向が続くなか、新規契約の様子見や新端末の高額化による買い替え鈍化が見られたことから、販売台数は計画を下回った。この結果、4億4700万円と前年同期と比べ1億7800万円(28.5%減)の減収となった。

セグメント損益(営業損益)については、価格面の訴求だけでなく、スマホをより便利に安心して使える提案に努めるなど、1顧客当たりの利益の増加に取り組むとともに、販売店部門においても、アフターサービスの強化や地域密着型の訴求に取り組んできたが、販売計画の下回りを補うには至らなかった。この結果、1900万円のセグメント損失(営業損失)(前年同期は3200万円のセグメント利益(営業利益となった。


③ その他
クレジット決済事業等を行っている。売上高については1800万円と前年同期と比べ100万円(7.7%)の増収となった。セグメント利益(営業利益)については、800万円と前年同期と比べ000万円(4.1%)の減益となった。


■2023年6月通期の見通し
2023年6月通期の業績は、売上高107億1000万円(前期比0.6%増)、営業利益1億6000万円(前期は8億6900万円の損失)、経常利益1億5000万円(同8億6500万円の損失)、最終利益7000万円(同112億3100万円の損失)を見込む。

・売上高:107億1000万円(同0.6%増)
・営業利益:1億6000万円(同8億6900万円の損失)
・経常利益:1億5000万円(同8億6500万円の損失)
・最終利益:7000万円(同112億3100万円の損失)
・EPS:13.23円

株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
https://www.njhd.jp/

会社情報

会社名
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長 筒井 俊光
決算期
6月
直近業績
売上高106億5200万円、営業損益8億6900万円の赤字、経常損益8億6500万円の赤字、最終損益12億3100万円の赤字(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9421
企業データを見る
株式会社トライエース
https://www.tri-ace.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社トライエース
設立
1995年3月
代表者
代表取締役 五反田 義治
決算期
6月
企業データを見る
株式会社ゲームスタジオ
https://www.gamestudio.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ゲームスタジオ
設立
2004年4月
代表者
代表取締役 岩立 誠治
決算期
6月
企業データを見る