MetaのReality Labsは、12月2日(米国時間)、Meta Questのソフトウェア・アップデートとして、バックグラウンド音声再生、複合現実キャプチャ、ウィッシュリストの共有などの機能が追加したことを発表した。ホリデーシーズンを目前に、今年最後となるMeta Questのソフトウェア・アップデートを行なう。
v47ソフトウェア・アップデートは、今年10月のMeta Quest Proの発売以来初となり、複合現実のキャプチャなど、ヘッドセットの新機能を活かした新しい機能を紹介する。また、ウィッシュリストの共有機能などMeta Questモバイルアプリを改良したことに加えて、Meta Quest2とProでアバターをより簡単に変更できるようになる。
Meta Quest Pro
まずは、新しいヘッドセット「Meta Quest Pro」専用のアップデートをまとめて紹介する。
バックグランド音声再生:バックグランド音声再生は、マルチタスクや音楽好きの利用者から要望の多かった機能。Meta Quest Proで、音楽を聴きながら仕事をしたり、『Walkabout Mini Golf』をプレイしながらポッドキャストを聴いたりすることが可能になった。
この機能を簡単に試すためには、ブラウザでお気に入りのストリーミングサービスをロードして、お気に入りのゲームをプレイしてみてほしい。この機能は、VR体験におけるあらゆる2Dパネルアプリのバックグラウンド音声をサポートしている。
複合現実キャプチャ:Meta Questのキャプチャツールは、ヘッドセット内で最高の瞬間をとらえられるようにするためのもので、Meta Quest Proにおいては、複合現実の空間での瞬間の動画も撮ることができる。v47では、『Tribe XR』で深夜のビートマッチや、『I Expect You To Die: Home Sweet Home』ではリビングルームでのスパイ活動など、複合現実を使ったプレイの瞬間を撮影し、共有するができるようになった。
これまでは、パススルーを有効にした状態で録画をしようとすると、ゲーム内の背景が黒く設定されていたが、Meta Quest Pro内で見ているものをそのまま映し出すことができるようになった。アプリ内でMeta Questボタンを押し、クイックアクションバーを表示させ、カメラへ移動し、「動画を撮る」をタップするだけでキャプチャが開始される。
ウィッシュリストの共有
ウィッシュリスト公開のやり方は簡単で、Meta Questストアの「ウィッシュリスト」タブで、ウィッシュリストを「公開」に更新すれば、リンクを作成して他の利用者にウィッシュリストを送ることができる。大切な人からウィッシュリストを通して、直接プレゼントを受け取ることもできる。
ウィッシュリストにまだタイトルを追加していない場合は、Meta Questスターターキットを参考にしながら、ヘッドセット内のMeta Questストアで「ハート」のアイコン、もしくは「ウィッシュリストに追加」ボタンを押してほしい。
Meta Questモバイルアプリ
Meta Questモバイルアプリを、少し整理をしている。VR内の友人の表示をより目立つところに配置し、友人がオンラインなのか、どうしているのか、メッセージを送ったり、一緒にプレイを始めたりすることが簡単にできるようになった。
また、ホーム画面にウィジェットを追加し、ヘッドセットとコントローラーのバッテリー残量を表示する。さらに、ミラーリングの開始、アプリへのアクセスと起動、重要なデバイス設定の操作をこれまで以上に簡単に行えるようにする。
Horizon Homeでのアバターミラー機能
v47アップデートでは、服装や髪型、髭、新しい顔への変更など、アバターの見た目をこれまで以上に簡単に変えることができるようになった。Meta Quest2とProのHome環境に鏡が設置され、自身の外見を確認しながら、リアルタイムでアバターを変更することができる。
v47では、さらにライブラリのデザインの変更や、ゲームのフィルタリングと検索の新しい方法の導入など、さらに多くの機能が追加されている。引き続き、2023年のアップデートにも期待してほしい。
