【ゲーム株概況(12/6)】新作『カゲマス』好調のAimingが大幅続伸　ANYCOLORやウェルプレイド、KLab、BOIが急落

12月6日の東京株式市場では、日経平均株価は続伸。前日比65円47銭高の2万7885円87銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株安を受けて売り優勢で始まったものの、売り一巡後は先物主導でプラスに転じた。半導体関連や、指数寄与度の大きい値がさ株が買われたものの、引けにかけて様子見ムードが広がった。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、Aiming<3911>株式が大幅続伸。『陰の実力者になりたくて！マスターオブガーデン(カゲマス)』がGoogle Play売上ランキングで23位に入ったことを好感した。同タイトルは、11月29日より正式サービスを開始し、12月2日にはApp Storeセールスランキングで22位にランクインし、その後もTOP20をキープしている。

バンク・オブ・イノベーション<4393>が4日続落。『メメントモリ』の11月の課金高が28億円だったと発表したことが材料された。10月18日～31日の課金高は35億円だったため、課金高は減少したと受け止められている。

ANYCOLOR<5032>が大幅続落。前日に引き続き、上場後のロックアップ期間が12月5日に終了したことで、大株主の株式売却を意識した需給懸念の売り物に押される展開となっているようだ。この流れを受けて直近IPO銘柄の下げがきつく、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>もストップ安となった。

KLab<3656>も急落。モルガン・スタンレーMUFG証券に割り当てた第18回新株予約権について行使許可を行うことを発表したことが嫌気された。7000個の権利行使が可能となるもので、需給悪化を懸念した売りがでたようだ。

このほか、サイバーエージェント<4751>やアクセルマーク<3624>なども売られた。

最後に、証券会社のレーティング及び目標株価の変更があった銘柄を見ていくと、セガサミーホールディングス<6460>がしっかり。大和証券が同社株のレーティング「2」の継続とし、目標株価を2400円から2300円に引き下げた。

またバンダイナムコホールディングス<7832>も続伸。リバウンド狙いの買いが入ったようだ。水戸証券が同社株のレーティングを「B+」から「A」に引き上げた。ただし、目標株価については1万2500円から1万1500円に引き下げている。