話題の新作『勝利の女神:NIKKE』、ユーザーの7割は20代・30代の男性 半月で100万人獲得、WAUは常時60万人超と活況 ゲームエイジ総研調査

ゲームエイジ総研は、『勝利の女神:NIKKE』のユーザー動向について、マーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」を活用した調査レポートを公開した。本作は、11月に配信したアプリの中で最も話題になったアプリで、過激でセクシーなキャラクターデザインや大規模な広告、そしてセールスランキング首位を獲得するなど大変話題となった。

実際にどれほどユーザーを獲得し、どのようなユーザーが遊んでいるのかを調査したという。調査によると、アクティブユーザー数は半月ほどで100万人以上のユーザーを獲得し、ウィークリーで常時60万人以上で推移しているとのこと。またユーザー層は男女比が9:1で、20代・30代の男性が7割を占めている、とした。


<以下、プレスリリースより>


■キャラクターデザインから多くの反響を受けた『勝利の女神:NIKKE』
『勝利の女神:NIKKE』(以下『NIKKE』)は、「ポストアポカリプス」という人類の文明が崩壊した世界を指すSFジャンルを題材とした世界観で、少女型ヒューマノイド「NIKKE」ともに、謎の生命体である「ラプチャー」から地上を奪還するために戦うというストーリーです。ジャンルを“ガンガールRPG”と謳い、「NIKKE」を操作して行うガンアクションがゲームシステムの目玉となっています。また、ゲーム内で最も注目されたのはキャラクターデザインで、過激でセクシーなキャラクターデザインと、そのキャラクターがLive2Dというイラストを動かす技術で激しく動くことが話題となっていました。

また、『NIKKE』ではそのキャラクターデザインに合わせた大規模な広告施策がゲーム配信前から行われており、大規模な同人誌即売会である「コミックマーケット100」や東京ゲームショウでは屋外広告や試遊会だけでなく、人気コスプレイヤーによるゲームキャラクターのコスプレを披露していました。

そのほかにも、池袋ハロウィンフェス2022ではブース出展を行い50名以上のコスプレイヤーを起用しブースを盛り上げ、配信開始前には道頓堀、渋谷、新宿でキャラクターを押しだした大規模な街頭広告を行い、事前登録の段階からテレビCMやWeb広告も行っていました。

その効果もあり、グローバルでの事前登録者数は300万人を突破し、11月4日の配信日には、Twitterで「NIKKE」というワードがトレンド入りしており、大きな話題となりました。


■配信初週に60万人以上のユーザーを集める
では実際に、アクティブユーザー数はどのような推移を辿ったのでしょうか。

Weeklyのプレイステイタスをみると、配信日週である10月31週の新規ユーザー数は64万人。配信日は11月4日であったので、事実上配信3日間で60万人以上のユーザーを集めたことになります。また、10月31日週から11月14日週での獲得新規ユーザー数は104万人に達しました。わずか約半月ほどで100万人以上のユーザーを獲得し、その後も全体のアクティブユーザー数は常に60万人以上という高い水準で推移しています。【グラフ1.】

 

また、ユーザーの推移をDailyでみると、配信初日である11月4日のDAUは32.8万人で、その後も順調に増加し、リリースを記念した公式生配信が放映された11月6日には40万人を突破しています。11月10日には初の新キャラクターの実装があり、ユーザー数は集計期間最大の46.5万人にまで増加。その後ユーザー数は減少傾向にありますが、その減少量も他のアプリと比べても非常に緩やかなものとなっています。【グラフ2.】

 


■プレイユーザーの約7割が20~30代男性
配信日から非常に好調な『NIKKE』ですが、どのようなユーザーがプレイしているのでしょうか。

プレイヤーを性年代別に見ると、男性の割合が9割以上と極端に男性傾向の強いアプリであることが分かります。最も多いのは20代男性で、全体の4割近くを占めており、その次に30代男性が28.8%で続くという構成で、20代から30代の男性だけで全体の7割近くを占めることが分かります。【グラフ3.】

 

このように、男性からの人気が非常に高い『NIKKE』ですが、Twitterではキャラクターのセクシーなビジュアルに対する言及が多く、中には「電車内で堂々と『NIKKE』をプレイするのは無理。」という意見がみられるほどです。一方で、そういったキャラクタービジュアルの面だけではなく、「『NIKKE』のキャラストーリー面白いなぁ。」「世界観やストーリーがいい!」といったように、ストーリーと世界観に対する好評価も見られます。

キャラクターデザインやビジュアルはもちろんですが、それに頼るだけではなく、RPGゲームとして重要な要素である、世界観やストーリーなどがきちんと作り込まれており、プレイヤーの満足度も高いということでしょう。配信前のプロモーションでキャラクターや世界観をしっかりと伝え、且つ期待感を盛り上げたことにより、配信初週から多くのユーザー、特に20~30代の若年ユーザーを獲得できたのではないでしょうか。

過激でセクシーなキャラクターデザインだけではなく、ストーリーや世界観を含めた告知戦略や独自性の高い仕掛けにより、どこまでユーザーを増やしていけるでしょうか。今後の施策が楽しみなアプリゲームです。

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